セミナー参加者へのお礼メールの書き方|満足度を上げる工夫から例文まで
セミナー開催後、参加者に対してお送りするセミナーお礼メール。セミナーお礼メールは、セミナー後のフォローアップに重要な役割を持ちますが、ただ感謝の言葉を送るだけになっていませんか?
本記事では、セミナー参加者へのお礼メールに書く内容やポイント、すぐに真似できる例文をご紹介します。
「セミナーのお礼メールって、そもそもどんな風に書けばいいんだろう?」
「お礼メールをお送りしているけど、特に工夫は凝らしていない」
この記事は、そんなご担当者さまのお役に立てる内容です。
この記事のもくじ
セミナー参加者にお礼メールを送る理由
どんなセミナーにも、開催後に参加者にとってほしい行動があります。たとえば、製品資料の請求、サービスの検討、別セミナーのお申し込み、口コミの投稿などが該当します。
セミナー参加者へのお礼メールは、セミナー開催直後、参加者の興味関心が最も高まっているタイミングでお送りするため、メルマガやステップメールなどの、他のメールマーケティング施策と比較して開封率が非常に高い傾向にあります。興味関心が高い状態の参加者に接触できるという理由から、次の行動に誘導するのに適した施策といえます。
セミナー参加者へのお礼メールのポイント
セミナー参加者へのお礼メールから成果を上げるためのポイントを解説します。
セミナー参加者へのお礼メールはその日のうちにお送りする
セミナー参加者へのお礼メールは、セミナー開催日のうちに、できるだけ早くお送りするようにしましょう。セミナー開催後は、最もセミナー参加者の自社への関心が高まっている状態です。セミナー参加者へのお礼メールを配信するタイミングが遅れ、関心を逃してしまわないよう、できるだけ早くお礼メールをお送りできる体制を整えましょう。
セミナー参加者へのお礼メールは、セミナー開催前に作成し、自動的に送信できるよう設定しておくのがおすすめです。当社が開発・提供するMA(マーケティングオートメーション)ツール、「Kairos3 Marketing」では、日時を指定したお礼メールの自動配信が可能です。
セミナー参加者へのお礼メールは「個別感」を演出する
セミナー参加者へのお礼メールは、「個別感」を演出しましょう。一斉配信をしていることが明確にわかるような内容よりも、個別に送付されたメールのように見せることで返信率が高まります。
「個別感」を出すために、セミナー参加者へのお礼メールは、講師の名前でお送りしましょう。講師名でお礼メールを出すと、開封率がアップし、さらに受講者からの返信をいただきやすくなります。
具体的には、以下のようにお礼メールをお送りします。
- 差出人名を「講師名」に設定する
- 本文の挨拶を「本日の講師を務めました〇〇です」にする
- お礼メール末尾の署名に、「講師名・講師アドレス」を記載する
- 差出人アドレスを「講師のアドレス」に設定する
セミナー参加者にとって、セミナー講師は身近な存在です。講師からのお礼メールは、セミナー運営事務局からのお礼メールよりも、開封率が高まります。
私たちのデータでは、差出人名を講師名にしたところ、開封率が1.2倍に高まりました。
また、会社のアドレスから送信されたお礼メールよりも、講師のアドレスから送信されたお礼メールの方が、セミナー参加者からの返信が多い傾向にあります。
セミナー参加者へのお礼メールに講師の名前・アドレスを差し込む工夫は、お礼メールを配信できるイベント管理ツールや、イベント管理機能のあるMA(マーケティングオートメーション)を用いれば手間をかけずに実現できます。
私たちは、当社が開発・提供するMA(マーケティングオートメーションツール)『Kairos3 Marketing』を活用し、セミナーのお礼メールに講師の名前やアドレスを差し込んでいます。『Kairos3 Marketing』ではセミナー参加者へのお礼メールの他に、申し込みお礼メールやリマインドメールなどの各メールも、短時間で送信予約設定できます。ツールを活用した当社のセミナー運営方法は「ウェビナー運営の手間を2分の1にしたツール4選|マケフリセミナーの裏側」の記事でくわしく紹介しています。
セミナーの内容を簡潔にまとめる
セミナー参加者へのお礼メールでは、当日のセミナーでお伝えした内容を簡潔にまとめて記載するようにしましょう。
特に、複数企業が登壇する共催セミナーやカンファレンス形式のセミナーの場合、参加者にとっての自社は数ある登壇企業のなかの1つでしかなく、社名を覚えていただけていないケースも多いです。
セミナー内でお話しした内容と社名を結びつけることで、自社のことを思い出していただきやすくなります。
セミナー参加者へのお礼メールの末尾に報告書用のテンプレートを貼付する
セミナー参加者へのお礼メールには、末尾に報告書用のテンプレートを貼付しましょう。
ビジネスパーソンが業務時間中に参加するセミナーなら、セミナー参加者はセミナー後に報告書を書きます。お礼メールの中に、コピペして報告書が完成するテンプレートがあれば、セミナー参加者にとってありがたいお礼メールになります。
セミナー参加者へのお礼メールに書く内容
セミナー参加者へのお礼メールに書く内容は、一般的には次の3つです。
- セミナー参加へのお礼
- アンケート回答のお願い
- セミナー後に取っていただきたい行動への誘導
上記3つのうち、「セミナー後に実施してほしい行動への誘導」をくわしくご紹介します。
セミナー後に実施してほしい行動への誘導
セミナー参加者に実施してほしい行動は、開催しているセミナーの種類により異なります。
セミナーそのものが商品の「情報提供型セミナー」は、
- 次回の集客を見越した口コミの投稿依頼
- セミナーの満足度を測るためのアンケート回答依頼
などが当てはまります。
セミナーの後に購入してほしい商品がある「顧客獲得型セミナー」の場合、アンケート回答に加えて
- 別セミナーへの案内
- サービス紹介ページへの誘導
- 商談アポイントの調整
などが当てはまります。
セミナー参加者へのお礼メールには、日程調整ツールで発行した日程調整用URLを差し込んでおくことで、参加者がセミナー開催後に商談アポイントにつながる可能性が高まります。「Kairos3 Timing」は、打ち合わせ相手との日程調整を効率化できるツールです。ご興味ある方はぜひこちらから詳細をご確認ください。
セミナー参加者へのお礼メールの文例
セミナー参加者へのお礼メールの文例をご紹介します。
差出人名:【講師名】
差出人アドレス:【講師アドレス】〇〇株式会社
〇〇様お世話になっております。
本日の講師を勤めました△△株式会社の【講師名】です。お忙しい中「〇〇セミナー」にご参加いただき、ありがとうございました。
多くのお話をいたしましたが、本日のセミナーでもっとも重要なポイントは、〜〜〜〜です。
ぜひ実行していただき、〇〇様の業務にお役立ていただけますと幸いです。また、セミナーの中で、□□というサービスをご紹介させていただきました。
以下のWebページで、□□の機能や価格、導入事例を詳しく紹介しておりますので、ご興味がございましたら、ぜひごらんください。
URL
当社では、〇〇に役立つセミナーを他にも開催しております。
ご興味のある方はぜひお申し込みください。
URL
それでは、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
追伸:
セミナー中にアンケートに回答し忘れた方は、下記URLより、お答えいただけます。▼アンケートフォームURL▼
*————————*————————*————–
〇〇株式会社
【講師名】
【講師アドレス】
会社HP
————————*————————*————–*【報告書用テンプレート】
セミナー名:〇〇
主催者:〇〇
受講場所:〇〇
講師:〇〇株式会社 【講師名】
セミナーテーマ:〜〜〜〜
セミナー概要:
1、〜〜〜〜
2、〜〜〜〜
3、〜〜〜〜
4、〜〜〜〜
5、〜〜〜〜
参考:セミナー欠席者へのフォローメールも忘れない
セミナー参加者へのお礼メールだけではなく、セミナー欠席者へのフォローも忘れずに実施しましょう。セミナーを定期開催している場合、セミナー欠席者に次回セミナーのご案内をすれば機会損失を防げます。
セミナー欠席者は、欠席したとはいえ、一度はセミナーに申し込んでくださったお客さまです。次回セミナーのご案内をすれば、再度お申し込みいただけることがあります。実際、私たちの場合、欠席者へ次回セミナーのご案内をすると、半数以上のお客さまが再申し込みしてくださいます。
※この記事は、2024年8月5日に更新しました。