メルマガとは?これだけ読めばメルマガがわかる、徹底解説

メルマガとは、自社サービスの販売促進や、顧客のファン化の目的で、定期的にメールを配信するマーケティング手法のひとつです。

今回は、これからメルマガを始めるあなたのために、メルマガとは何か、メルマガのメリットや目的、メルマガの始め方や注意点など、メルマガのあらゆる情報を網羅的にまとめました。お役に立てれば幸いです。

メルマガとは?

メルマガとは、自社サービスの販売促進や、顧客のファン化の目的で、定期的にメールを配信するマーケティング手法です。企業やECサイトは、メールマーケティング施策の一環として、メルマガを積極的に取り入れています。

メルマガには「無料のメルマガ」と「有料のメルマガ」の2種類があります。

企業は顧客とのコミュニケーションツールとしてメルマガを位置づけており、無料でメルマガを発行することが一般的です。企業の無料メルマガは、主に販促や新商品のお知らせを目的としています。

それに対して、有料のメルマガは、メルマガの内容そのものが商品です。ビジネスに役立つ情報や、貴重なノウハウなどの、有益な情報を提供することを重視しています。

私たちカイロスマーケティング株式会社も、無料のメルマガを定期的に発行しております。メルマガの登録は、当ブログトップページ右側のバナーからお願いいたします。

メールマーケティングの用語を学ぶなら
この記事では基本的に専門用語を使わず、わかりやすく解説していますが、メールマーケティングの用語について詳しく知りたい場合は、「メールマーケティング用語11のまとめ|初心者向けに役立つまとめ」もあわせてごらんください。

メルマガとブログの違いとは

メルマガとブログには、どのような違いがあるでしょうか。メルマガとブログの違いについては、当社が主催するメールマーケティングセミナーでもお話ししていますが、メルマガは「即席オウンドメディア」であると言えます。

ブログなどのオウンドメディアは、SEOを考えてライティングをしたり、ブログのデザインを考えたり、導線を整備したりしなくてはなりません。一方で、メルマガは、リストとメルマガ配信ツールさえあれば、かんたんに始められます。「ブログよりもかんたんに始められて、気軽に続けられる」というところが、ブログとメルマガの最大の違いです。

また、メルマガは、配信ターゲットを非常に細かくセグメンテーションできます。たとえば、メルマガであれば、役職や職種、性別、地域などで細かく出し分けることができます。ブログでは、「誰に読んでもらうか」を設定することができません。

メルマガを配信するメリット

メルマガを配信するメリットは、コスト面とお手軽さにあります。それぞれ確認していきましょう。

メルマガはコスト効率がよい

メルマガを配信するメリットの1つは、コストパフォーマンスの高さです。メルマガは、紙媒体の広告に比べてコストが低いことは言うまでもなく、 Web広告にくらべてもコストをおさえられます。

また、あなたのメルマガに登録する読者の多くは、自発的にあなたのメルマガに登録した人たちです。そのため、一方的に配信する広告とくらべて、メルマガの方が、閲覧者の反応もよくなります。

メルマガはかんたんに配信できる

メルマガは、メルマガ配信ツールを使えばかんたんに配信できます。

メルマガ配信ツールは、月額数千円から利用できるだけでなく、操作もかんたんで、お手軽に利用できます。また、メール配信・顧客管理・Web解析の機能をあわせ持ったマーケティングオートメーションというツールも登場しています。

メルマガを配信する目的

メルマガを配信する目的は、大きく分けて3つあります。「販売促進」「教育・啓蒙」「ファン化」です。

販売促進を目的としたメルマガの特徴

メルマガの目的の代表格は、販売促進です。販売促進はマーケティングと言い換えることもできます。販売促進を目的としたメルマガは、アパレルなどのBtoC向けのメルマガを想像すると分かりやすいでしょう。

マーケティングについてのおさらい
マーケティングの概念の説明の中で、日本でもっともよく知られているものは、「買ってもらえる仕組みづくり」です。くわしくは「マーケティングとは?業務で役立つ基礎知識」でまとめました。あわせてごらんくださいませ。

販売促進を目的としたメルマガでは、キャンペーン情報やセミナー情報、クーポンなどを配信します。

1点だけ、販売促進を目的としたメルマガには注意点があります。それは、販売促進を目的としたメルマガであっても、読者にとって有益な情報を提供することです。

販売促進を目的としたメルマガは、売り込み色が強いメルマガになってしまうことが多いです。しかし読者は、そのような売り込み色が強いメルマガを敬遠します。

その結果、販売促進目的のメルマガはいずれ開封されなくなり、やがて迷惑メールフォルダに振り分けられるようになります。あなたのメルマガが迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうと、あなたが本当に届けたい情報が、読者に届かなくなってしまいます。

惰性で販売促進のメルマガを送ることはお勧めしません。もしも販売促進を目的としたメルマガを配信するならば、読者にとって有益な情報も一緒に提供することを心がけましょう。

教育・啓蒙を目的としたメルマガの特徴

あなたの会社のサービスは、すでに広く知れ渡っているものでしょうか。あなたの会社のサービスがまだ広く知れ渡っていない場合、販売促進をする前に、まずは自社のサービスの概要や価値(バリュープロポジション)をお客さまに知っていただき、市場における認知度を高める必要があります。

すぐに売上につながらなかったとしても、メルマガを使って定期的にサービスの概要をお届けすることで、将来的な見込み客を育成できます。

以前、小泉内閣がメルマガを配信していたことをご存じでしょうか。文部科学省などの省庁、地方自治体、学校でもメルマガを配信しています。営利団体の法人だけでなく、非営利組織でも、教育や啓蒙のためにメルマガを使っています。

ファン化を目的としたメルマガ

検索サイトを経由してあなたのホームページにたどりつく訪問者の多くは、欲しい情報を見つけたら、そのまま去ってしまいます。訪問者があなたの会社や、製品・サービスを気に入ったとしても、もしかしたら、たった一度の訪問で、訪問者との関係は終わってしまうかもしれません。

ホームページとは異なり、メルマガは定期的に情報を届けることができます。読者の役に立つ情報を継続的に届けることで、読者はあなたの会社や製品・サービスを、もっと好きになってくれる可能性があるのです。

メルマガ読者の役に立つ情報を届け、メルマガ読者との接触回数を増やすことが、あなたとメルマガ読者との間に信頼関係を構築することにつながります。

相手との接触回数を増やすことで、好感度が上がる心理効果を「単純接触効果」と呼びます。よろしければ、あわせてごらんください。

メルマガの2つの形式

メルマガには2つの形式があります。あなたがメルマガ担当者であれば、メルマガの2つの形式をぜひ覚えておきましょう。

メルマガの形式1:HTML形式

HTML形式のメルマガとは、「HTML」というマークアップ言語を用いて書かれたメルマガのことです。

HTML形式のメルマガは、最近のメルマガの主流です。HTML形式のメルマガは、画像の挿入や、文字の大きさ、色の編集ができるため、より視覚効果の高いメルマガを作成できます。

ただし、初心者が1からHTMLメルマガを作り上げるのは困難です。HTMLの専門的知識が必要になるからです。しかし、ご安心ください。

メルマガのテンプレートを活用すれば、HTMLやCSSなどの知識がなくても、視覚効果の高いHTML形式のメルマガを作れます。メルマガのテンプレートは、「本当に使えるメルマガのテンプレートはこちら」で確認できます。

HTML形式で配信するメリットは、メルマガの開封率を計測できることです。メルマガの開封率は、メルマガの効果を評価する際に欠かせない評価指標です。

HTML形式のメルマガで注意すべき点は、受信者のメーラーの設定によってはHTML形式のメールを拒否している場合があることです。そのため、メルマガを配信する際には、テキスト形式とHTML形式両方で送信することをおすすめしています。

テキスト形式とHTML形式の両方を配信することを「マルチパート配信」といいます。多くのメール配信ツールは、マルチパート配信の機能を備えていますが、新たにメール配信ツールを契約する際には、マルチパート配信の機能が付いているかどうかを忘れずに確認しましょう。

メルマガの形式2:テキスト形式のメルマガ

テキスト形式のメルマガとは、文字どおり、本文中にテキストしか使えないメルマガのことです。以前は、テキスト形式のメルマガが主流でした。

テキスト形式のメルマガは、凝ったデザインを施したり、画像を挿入したりすることはできませんが、文字による装飾を施すことで、文章を見やすくできます。

テキスト形式のメルマガのメリットは2つです。

1つは、メルマガのデータサイズを小さくできることです。テキスト形式のメルマガは、凝ったデザインや画像の挿入などができないため、メルマガのデータサイズが必然的に小さくなります。メルマガのデータサイズが小さくなると、開封するのに時間がかからないため、「開封が遅い」という理由で開封されなくなる心配がなくなります。

2つ目のメリットは、どのような人にも配信できることです。HTMLメルマガは、HTMLメールを拒否している人には届きません。届かないだけならまだしも、空白のメールが届いてしまうこともあります。

空白のメルマガを届けないためには、先ほどご紹介した、HTML形式とテキスト形式の両方を設定する、マルチパート配信がおすすめです。

メルマガの始め方

これまでは、メルマガの概要についてお話ししてきました。この章では、メルマガの始め方についてお話します。

メルマガの始め方を学ぶなら
メルマガは、たった3ステップで始められます。メルマガの始め方は3ステップで始める|メルマガの始め方ガイド【これからメルマガを始めたい担当者必見】の記事でくわしくご説明しています。あわせてごらんください。

メルマガを送るならメール配信ツールはマスト

メルマガを送るなら、メール配信ツールの活用はマストです。メール配信ツールは、メールを配信・発行するために必要な、さまざまな機能を備えています。

メール配信ツールは、クラウド型の有料ツールだけでなく、無料のツールもあります。あなたのメルマガの目的を整理した上で、自社に必要なメール配信ツールを選んでください。

メルマガを配信できるツールは、メール配信ツールだけではありません。マーケティングオートメーションというツールでも、メルマガを配信できます。マーケティングオートメーションは、メルマガの配信だけでなく、読者のその後の行動分析や、きめ細かいメールマーケティングをしていきたい、という担当者におすすめです。

【参考】ステップメールとは?
ステップメールという言葉を耳にしたことがあるでしょうか。ステップメールとは、あるトリガーを起点として、あらかじめ準備した複数のメールを自動的に配信する仕組みです。メルマガとステップメールは、組み合わせることで、問い合わせの増加などが狙えます。ステップメールについては、「ステップメールとは?一番わかりやすい入門編」でまとめましたので、あわせてご覧ください。

メルマガ配信希望者を獲得する

メルマガを始めるには、購読者が必要です。あなたのメルマガを購読してくれる人を獲得するため、ホームページにメルマガ購読登録フォームを設置しましょう。

メルマガ購読登録フォームで入力していただく顧客情報の数を増やすと、登録の面倒さが理由で離脱が多くなる傾向にあります。一方で、メルマガ登録フォームの入力項目を増やすことで、よりあなたのメルマガに興味関心が高い購読者を獲得するのも1つの手です。たくさんの質問項目があるにもかかわらず登録してくださった購読者は、それだけあなたのメルマガに興味を持っていることになります。

購読者が集まったら、あとはコンテンツを作成して、メルマガを配信するだけです。

メルマガを作る

メルマガの作り方は、下図をごらんください。

メルマガの作り方は大きく分けると、「企画」「制作」「配信」「評価」という4つのステップです。特に、最初と最後の「企画」と「評価」はおろそかになりがちなので、注意してください。

メルマガの作り方
メルマガの作り方については、詳しくは「メルマガの作り方を徹底解説〜担当者のためのメルマガ配信手順」でご紹介しています。あわせてごらんください。

メルマガの書き方

メルマガをたくさんの人に読んでもらうためには、メルマガの書き方を工夫し、読みやすいメルマガを作成することが大切です。

実は、メルマガの書き方には、「これだけは意識すべき」という3つのポイントがあります。たとえば、HTML形式のメルマガにおいては、スマホ最適化のため、横幅600px程度が推奨されます。また、一行は全角25文字程度に収まるように書くと、読みやすいメルマガになります。


また、メルマガの顔とも呼べるメルマガの件名を工夫することも、メルマガの開封率を上げるためには欠かせません。件名を書くときは、「超具体的に書くこと」「独自性があること」「有益であること」「緊急性があること」を意識すると、読者の反応がよくなります。

メルマガを成功させるための心構え

メルマガを成功させるために押さえておきたい、2つの心構えがあります。

メルマガは目的を決めて運用する

メルマガは、かならず目的を決めて運用しましょう。先ほどご紹介した、3つのメルマガの目的以外にも、「メルマガで商談を作りたい」、「売上を伸ばしたい」、という目的をお持ちの方もいるかもしれませんが、売上アップを目的としたメルマガを運用する際は、注意が必要です。

なぜなら、一般的に、「いますぐ商品を購入したい!」と思っている、いわゆる今すぐ客は、自社のメルマガリストの中には1%もいないと言われているからです。

今すぐ客がメルマガリストの中にほとんどいないのであれば、メルマガで販売促進の売り込みメールを頻繁に送っても、開封率は上がりませんし、むしろ購読解除が増えてしまう可能性が高いでしょう。

私たちが事例の取材に伺った、メルマガで成功しているお客さまは共通して、カスタマージャーニーマップに特徴がありました。その特徴は、ぜひ私たちが開催しているメールマーケティングセミナーにてご紹介できればと思います。

メルマガを送りながら、PDCAを回す

メルマガ運用は、PDCAを回すことがもっとも重要です。メルマガは、いきなり大きな成果が出る施策ではありません。継続していく中で、開封率が高まる時間帯や曜日、自社のメルマガ購読者が興味を持つテーマなどを見つけ、改善していかなければ、なかなかメルマガで成果を上げることは難しいでしょう。

逆に言えば、真剣にメルマガに向き合い、PDCAを回しながら継続してれば、メルマガはあなたに大きな成果をもたらしてくれるでしょう。

メルマガ配信の注意点

メルマガを配信するときは、主に法律に関して、3点注意しなければなりません。それぞれ詳しく確認しましょう。

メルマガの運営も個人情報保護法に対応する

2017年5月の個人情報保護法の改定により、個人情報保護法はすべての企業に適用となりました。メルマガを送るときは当然、個人情報保護法にしたがわなくてはなりません。

メルマガ登録フォームから集めたメールアドレスや氏名は、個人情報に当たります。個人情報保護法により、個人情報の第三者提供は制限されます。

メルマガコンテンツの著作権に留意する

メルマガのコンテンツは著作権の対象です。

メルマガのコンテンツ内に、データの盗用や剽窃、イメージの無断使用などはないでしょうか。著作権を侵害することは、訴訟される可能性があるだけでなく、企業のブランドイメージ低下にもつながります。

特定電子メール法を遵守する

メルマガの配信停止は、かんたんにできるようになっていますか。メルマガは、特定電子メール法の適用範囲内です。特定電子メール法では、メルマガ配信において、オプトインの取得とオプトアウトの運用を義務付けています。

オプトインとは、メルマガ配信に関して事前承諾を得ることです。オプトアウトとは、簡単に購読を解除できるようにしておくことです。購読者がオプトアウトできるように、配信停止用のリンクをメルマガ下部などに必ず設置しましょう。

メルマガ配信の際、注意すべき法律について
メルマガ配信を始める前に、注意すべき法律は一通り確認しておくことをおすすめします。1度法律に違反してしまうと、企業の信用を回復することは非常に難しくなります。注意すべき法律に関しては、 メルマガ運用者が知っておくべき法律〜「個人情報保護法」と「特定電子メール法」でまとめましたので、あわせてごらんください。

無料セミナーにて、メルマガ運営を成功させるためのノウハウをお伝えしています

今回はメルマガの概要についてまとめました。これからメルマガを始めるみなさま、現在メルマガを運用しているメルマガ担当者のみなさまのお役にたてますと幸いです。

当社では、メルマガ・メールマーケティングの無料セミナーにて、ノウハウや事例をご紹介しております。みなさまのご参考になれば幸いです。