【2024年版】おすすめMAツール比較10選!選び方も併せて解説

MAツールは、マーケティング活動を自動化・効率化するためのツールです。MAツールを導入することで、リード獲得(リードジェネレーション)や育成(リードナーチャリング)、顧客管理などの業務がスムーズに行えます。

MAツールにはさまざまな種類や特徴があり、MA導入で成果を出すには自社に合ったツールの選定が重要です。

この記事では、2024年最新のおすすめMAツール10選や選び方のポイントをご紹介します。各ツールの機能や費用、導入のメリットやデメリットも解説しますので、MAツール選びに迷っているご担当者さまはぜひ参考にしてください。

買いたい人が、こんなに見つかる。マーケティング・営業活動をあつく支援するMAツール【Kairos3 Marketing】

MAツールとは

MAツールはマーケティングオートメーションの略で「お客さまとコミュニケーションを取りながら、商談見込みの高いお客さまを発見するためのツール」です。

MAツールの導入は「効率的に営業したい」「リードから案件化したい」「商談化率を上げたい」企業におすすめです。

MAツールは、単に名簿として顧客情報を管理するだけではなく、見込み客の情報を「Webの行動履歴を含めて」管理できます。

MAツールは、たとえば

・多くのページを閲覧しているお客さま
・料金表や事例などの、購入に近いページを閲覧しているお客さま

などの見込みが高いお客さまを教えてくれます。

「ただ待っているだけ」ではなかなかお客さまに行動していただけません。MAツールは「メール配信」「シナリオ(メールの自動配信)」「セミナー管理」などの機能も備えており、お客さまの購買意欲を高められます。

MAツールの基本機能

MAツールによって異なりますが、基本機能は以下の通りです。

MAツールのメリット

MAツールの導入メリットは、以下の3つです。

  • 顧客管理の実現
  • One to Oneマーケティングの実現
  • 「今、買いたい」お客さまを自動で見極め

顧客管理の実現

顧客管理は、事業拡大に欠かせません。

・営業が個々にお客さま情報をエクセルで管理している
・獲得した名刺情報が机の中に眠っている

上記のように、お客さま情報が点在していると、商談を創出する機会を逃しかねません。

MAツールには、獲得した名刺情報を集約できる「顧客管理機能」が備わっています。

展示会や営業活動で獲得した名刺情報をMAに集約することで、デジタルな営業活動が叶います。たとえばデジタル化した顧客リストに対する、ご挨拶メールや製品紹介メールの一斉配信も可能です。

One to Oneマーケティングの実現

MAツールは、One to Oneマーケティングを実現します。One to Oneマーケティングとは、顧客一人ひとりに合わせたマーケティング活動です。

MAツールを使えば顧客の属性や興味、関心度を把握し、パーソナライズされたコンテンツを提供できるようになります。具体的には、属性や行動で条件を設定し、特定の見込み客にのみメール配信できます。

その結果、顧客の満足度やロイヤルティを高め、コンバージョン率やリピート率の向上につながるでしょう。

「今、買いたい」お客さまを自動で見極め

MAツールは、取得した行動履歴をもとに、自社商材に興味関心がある見込み客を自動で知らせてくれます。

MAツールが見極めた「興味関心が高い見込み客」にアプローチをすれば、営業は空振りせず、効率的な営業活動ができます。

MAツールには見込み客のWeb行動履歴やメール開封・メールクリックなどの行動を点数化する機能があり、購買行動に近い行動をとったリードには高い点数がつきます。

MAツールが一定以上の点数がついたリードを自動で知らせてくれます。そのため、営業は温度感の高い見込み客を取りこぼせずに発見できるのです。

MAツールのデメリット

MAツールの導入には次のデメリットもあります。

  • 導入・維持の費用がかかる
  • 使いこなすまでに時間が必要
  • 技術の進歩に伴ってアップデートの必要がある

導入・維持の費用がかかる

MAツールのデメリットは、導入・維持の費用がかかる点です。MAは機能や容量によって価格が異なりますが、一般的には初期費用に加えて、月額費用がかかります。

MAツールの種類によっては、保有リード数や月間メール送信数などによって料金が変動するツールもあります。

導入当初の予算以上に費用が発生しないよう、料金体系を確認しましょう。

使いこなすまでに時間が必要

MAツールは、Excelのような誰しも馴染みのあるツールではありません。MAツールを使いこなすには、ある程度時間がかかるケースもあります。

せっかくMAツールを導入しても慣れるのに時間がかかっていてはもったいないので、活用に悩んだらMAツールのベンダーに頼るのをおすすめします。

MAベンダーのサポート体制は、比較サイトや営業担当へのヒアリングで、導入前にある程度把握しておきましょう。

サポートを見極める基準は、次の通りです。

・対応速度:問い合わせたらすぐに担当者につながるのか
・対応言語:海外のツールであれば、日本語対応可能なスタッフがいるか
・対応内容:ツールの使い方に加えて、メルマガやセミナーなど、施策に関するアドバイスももらえるか
・問い合わせ方法:対応はメールか、電話か
・料金:何度問い合わせても無料か

MAツールの選び方のポイント

MAツールには数多の種類があります。この章では、MAツールの選び方のポイントを解説します。

選び方のポイントは、以下の5つです。

MAツールの選び方:目的を明確にする、ツールごとの特徴を掴む、費用を確認する、サポート体制を確認する、使用感を確認する

目的を明確にしてからツールを選ぶ

MAツールは、目的を明確にしてからツールを選びましょう。主な目的と活用方法を以下にまとめましたので、参考にしてください。

マーケティング活動の自動化
メール配信やリードスコアリングなどの定型的な業務をMAツールで自動化します。
パーソナライゼーションの強化
MAツールで顧客の属性や行動を把握し、それぞれの顧客に合わせた情報やコンテンツを提供します。
顧客育成による優良顧客化の促進
MAツールで、顧客の購買プロセスに沿ったコミュニケーションを実現します。
マーケティングと営業の連携強化
MAツールで質の高いリードを抽出(リードクオリフィケーション)し、営業チームに共有すると、効率化や成果向上に貢献します。
データ分析によるプロセス改善
MAツールでマーケティング活動の効果測定や分析がスムーズになります。

MAツールごとの特徴を掴んでおく

MAツールの選定では、各ツールの特徴を掴んでおきましょう。自社に適したツールはどれか、イメージしながら読み進めてみてください。

BtoB向けとBtoC向け
BtoB向けのツールは、見込み客の育成や商談管理に強い傾向があります。BtoC向けのツールは、大量の顧客データの分析やパーソナライズが得意です。
統合型と特化型
統合型のツールは、MAの機能をほぼすべてカバーしており、一元的に管理できます。特化型のツールは、特定の機能に特化しており、高度な機能や柔軟性が特徴です。
クラウド型とオンプレミス型
クラウド型は、インターネット上にあるサーバーにMAツールをインストールし、ブラウザからアクセスして利用するタイプです。オンプレミス型は、自社のサーバーにMAツールをインストールし、自社で運用します。

費用を確認しておく

MAツールの導入を決める前に、費用を確認しましょう。ツールによって初期費用、月額料金、ユーザー数に応じた従量課金、オプション料金がかかります。プランによっても機能と価格が異なるため、必ずチェックしてください。

MAツールを導入する際には、必ず見積もりを依頼しましょう。費用を確認しておくことで、無理のない範囲でツールを選定できます。

サポート体制を確認しておく

MAツールの選び方で重要なのが、サポート体制です。カスタマーサポート、有人サポート、学習ツール、コミュニティ、サポートサイトなど、ツールによってサポート体制は異なります。

MAツールに不慣れな場合には、特に初期設定や運用のアドバイスをしてくれるサポートがあるか確認してください。サポート体制が万全だと、安心してツールを使えます。

使用感を確認しておく

MAツールの操作性を確かめるには、デモやトライアルシステムの利用がおすすめです。公式サイトを閲覧したり説明を受けたりすることも大切ですが、実際に操作してみなければ使い勝手はわかりません。

豊富な機能が搭載されているMAだと、操作が複雑で使いこなせない可能性もあります。また、海外製のMAツールだと、日本国内でのサポートが充実していないケースもあるため注意が必要です。

デモやトライアルシステムは、以下の方法で探してみてください。

  • 公式サイトにデモ・トライアルシステムの案内があるか
  • 利用プランに無料・お試しプランがあるか

【比較表あり】おすすめMAツール10選

自社に適したMAを導入する際には、ここからご紹介するおすすめツール10選を参考にしてみてください。費用や機能、サポート体制もご紹介しますので、比較して判断できるでしょう。

MAツールのおすすめは、以下の10ツールです。

※2024年3月時点の情報です。最新の情報は、各ツールの製品サイトをごらんください。

Kairos3 Marketing

Kairos3 Marketingは、わたしたちカイロスマーケティング株式会社が提供するMAツールです。

わかりやすく直感的に操作できる画面設計や、手厚いサポートでお客さまからご好評いただいており、初めてのMAツール導入でも安心していただけます。

MAツールに加えて、営業活動の管理に必要なSFAツールKairos3 Sales」も提供しています。営業・マーケティング支援CRMとして、見込み客の獲得(リードジェネレーション)から見込み客の育成(リードジェネレーション)、商談、成約までをワンストップで効果的・効率的に実現できます。

たとえば、問い合わせやセミナー参加などのリード情報を管理し、スコアリングを行って、最適なタイミングで営業担当者に引き渡すことが可能です。

出典:Kairos3 Marketing

SATORI

SATORIは、導入実績1,500社以上のMAツールです。匿名の見込み顧客にもアプローチでき、設定された条件からコンテンツやフォームを選定できます。

専門のスタッフが操作と設定をサポートし、セミナーやユーザー会などのコミュニティも充実しています。

出典:SATORI

b→dash

b→dashは、ノーコードで「データの取込・加工・統合・活用」ができる特徴があるツールです。データパレットという業界初の技術で、データを連携し活用できる基盤を構築します。

1,500を超えるテンプレートと機能を選ぶだけで、データマーケティングを始められます。プログラミングの知識やスキルがないマーケターでも、気軽に利用できるでしょう。

MAやBI、Web接客、LINE連携など、データマーケティングに必要な各種アプリケーションを備えています。

出典:b→dash

SHANON MARKETING PLATFORM

SHANON MARKETING PLATFORMは、リードの獲得から育成まで一貫して実施するMAツールです。リード管理やセグメンテーション、企業管理などの基本機能に加えて、バーチャル展示会などの独自機能も備えています。

出典:SHANON MARKETING PLATFORM

Synergy!

Synergy!は、クラウドベースのCRM・BtoBマーケティング・メール配信APIを提供するシステムです。

データベース / フォームの基本機能のお申し込みは必須で、それ以外のメール配信やアンケート、LINE配信などはオプションで追加できます。

電話・メールでのお問い合わせ対応やユーザー向けセミナーなど、充実したサポートが特徴です。

出典:Synergy!

Salesforce Marketing Cloud

Salesforce Marketing Cloudは、世界最大のCRMプラットフォームであるSalesforceのマーケティングオートメーションツールで、AIやデータ分析などの高度な機能も搭載しています。

Salesforceに関するスキルを学ぶオンライン学習サイトや、サポートも充実しています。

出典:Salesforce Marketing Cloud

BowNow

BowNowは導入実績13,000社以上のMAツールです。「デジタル化が複雑で運用が難しい」との声に応え、中長期的なマーケティング活動をサポートしています。

メール配信、フォーム作成、デザインテンプレート、セグメントメールなどの機能を搭載しており、営業をサポートします。アクセス解析やターゲットリスト作成により、購買意欲が高い見込み客を把握できるでしょう。

お試しプランなら無料で利用もできるので、初めてMAツールを使う方にもおすすめです。

出典:BowNow

List Finder

List Finderは、BtoB特化のマーケティングオートメーションツールです。1,800アカウント以上の導入実績があります。

自社サイトのアクセス解析や優先リード通知によって、自社製品・サービスに興味がある見込み客を見つけられます。一斉メール配信やPDF閲覧解析などの機能で「誰がどのページをどのくらい見たのか」を把握するのにも便利です。

出典:List Finder

Adobe Marketo Engage

Adobe Marketo Engageは、Adobeのツールです。全世界で約5,000の顧客導入実績があり、550以上のテクノロジーと連携できます。

Webサイトに訪問した匿名のお客さまを、見込み客、顧客、そしてロイヤルカスタマーに育てるために最適なタイミングでコンテンツを提供します。

出典:Adobe Marketo Engage

Marketing Hub

Marketing HubはHubSpotが提供するツールで、基本的な機能は無料で使えます。リードスコアリングや通知などを自動化する機能が搭載されており、業務の効率化に役立ちます。

出典:Marketing Hub

まとめ

MAツールを導入すると、業務負担を減らせるだけでなく、ホットリードへの効果的なアプローチもしやすくなります。

ただし、自社に最適なツールを選ぶためには、導入目的を明確にし、費用面やサポート体制もチェックしておく必要があります。費用対効果を高めるためにも、予算の範囲で必要な機能・サポートを備えたツールを選びましょう。

ツールを選定できず困っている場合には、製品の取り寄せやデモの問い合わせもおすすめです。わたしたちが提供するツール「Kairos3 Marketing」では、公式サイトより製品資料をダウンロードでき、デモの問い合わせも受け付けています。資料やデモの使用によりイメージできることもあるので、気軽に問い合わせてみてください。

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