セミナーアンケート項目をなんとなく決めていませんか?目的あるアンケート項目例と2つのアンケートの取り方

あなたは、セミナー後に実施するアンケート項目を「なんとなく」決めていませんか。

セミナーのアンケートは、大切なお客さまの声です。そんな大切なアンケート項目を「なんとなく」決めてしまうと、セミナー参加者にとっても、セミナー主催者にとっても、余計な手間が増えるだけの結果に終わってしまいます。

この記事では、目的に応じた、意味あるセミナーアンケート項目の例や、アンケート回収率を上げるセミナーアンケートの取り方をご紹介します。

セミナーのアンケート項目は目的から決める

セミナーのアンケート項目は、「目的」から決めます。セミナーアンケートの「目的」は、大きく分けて2つです。

  1. セミナーを改善するため
  2. セミナー後に商談に繋げるため

「1」と「2」の目的にそぐわないアンケート項目は削除しましょう。なぜなら、アンケート項目が多すぎると、アンケートの回収率が低下するためです。セミナーアンケートの鉄則は「必要最小限の項目のみを設ける」ことです。

また、アンケート項目はなるべく自由記述を避け、選択式の項目を設けましょう。選択式のアンケート項目は、回答者の負担少ないばかりか、結果の統計・分析がかんたんに行えるためです。

ここからは、セミナーアンケートの2つの目的ごとに、アンケート項目の例をご紹介します。

セミナーを改善するためのアンケート項目

この章では、セミナーの改善を目的としたセミナーアンケート項目の例をご紹介します。

セミナーの内容を改善するためのアンケート項目

あなたがセミナーを定期開催しているなら、セミナーの「内容」を改善するためのアンケート項目を設けましょう。アンケートをもとにセミナー内容を改善できれば、あなたのセミナーの質はどんどん上がっていきます。

  • セミナー満足度を5段階でお選びください
  • 1番ためになったパートはどのパートでしたか?
  • テーマについての理解は深まりましたか?
  • 抱えていた課題は解決できましたか?
  • セミナー資料はわかりやすかったですか?
  • 他に聞きたかった内容はありましたか?
  • セミナーの感想を自由にお書きください

セミナー講師のスキルを高めるためのアンケート項目

セミナー講師のスキルを高めることも、セミナーの改善に繋がります。セミナー講師のスキルを高めるためには、以下のアンケート項目を設け、セミナー講師にフィードバックします。

  • 講師の声のボリュームやトーンは適切でしたか?
  • 講師の話すスピードは適切でしたか?
  • 講師の立ち振る舞いは適切でしたか?
  • 講師はわかりにくい用語を使っていませんでしたか?

セミナーの集客を伸ばすためのアンケート項目

あなたがセミナーを定期開催しているなら、次回以降のセミナー集客のことも考えなければなりません。次回以降のセミナー集客に繋がるアンケート項目をご紹介します。

  • セミナー参加の動機を教えてください
  • いま抱えている課題を教えてください
  • このセミナーを知ったきっかけはなんですか?

アンケートから、「セミナー参加の動機」や「抱えていた課題」が明らかになると、セミナー参加者のターゲット像が明確になり、次回集客のためのメッセージに反映できます。

また、アンケートから「セミナーを知ったきっかけ」が見えてくると、セミナー集客の方法を検討する際の仮説が立ちます。多くの場合、セミナーの集客を実行するときは、メルマガステップメール、セミナー紹介サイトや広告など、複数の手段を組み合わせます。集客数の少ない集客方法に注力するのは、効率がよいとはいえません。

セミナー後に商談に繋げるためのアンケート項目

この章では、「セミナー後に商談に繋げるための」アンケート項目をご紹介します。

もしあなたが実施しているセミナーが、セミナー後に購入していただきたい商品があるセミナー、いわゆる「顧客獲得型セミナー」なら、セミナー改善のためのアンケートだけでは不十分です。なぜなら、顧客獲得型セミナーにおいて、来場者がどれほどセミナー内容に満足しようと、商品を購入していただけなければ、セミナーの目的は達成されないためです。

顧客獲得型セミナーの特徴は、セミナー後のフォローが必要な点です。顧客獲得型セミナーでは、セミナー終了後に、アプローチすべきセミナー参加者を抽出し、参加者の興味関心に応じてフォローを実施します。しかし、「セミナー参加者の誰にどのようなフォローが必要なのか」は、なかなか見えてきません。

そこで、以下のようなアンケート項目を設けることで、フォローを実行すべきセミナー参加者と、実施すべきフォロー方法が明らかになります。

当社製品「〇〇」について、当てはまるものをチェックしてください。

  • とくに興味はない
  • 製品資料が欲しい
  • 無料のデモが見たい
  • 詳しい話を聞きたい

上記のアンケート項目を設けておけば、購買意欲のある参加者を見逃さないばかりか、こちらから、製品への興味度に応じてフォローできます。

セミナーには2つの型があることをご存知ですか?
セミナーには、「顧客獲得型セミナー」と「情報提供型セミナー」の2つの型があります。もしもあなたが、セミナーの後に購入していただきたいサービスがあるなら、顧客獲得型セミナーを実施すべきです。「セミナー企画がセミナー成功・失敗を分ける!250回自社セミナーを企画・開催してわかったこと」では、顧客獲得型セミナーの企画方法を解説しています。あわせてごらんください。

セミナー「前」もアンケートは実施できる

セミナーのアンケートと聞くと、どうしてもセミナーの「後」に実施するアンケートを思い浮かべがちです。しかし、セミナーの「前」にも、アンケートは実施できます。具体的には、セミナー申し込みフォームに、あらかじめ聞きたい質問項目を入れておくのです。

ちなみに、下記は、私たちが定期開催している【商談に繋がる 自社セミナーの作り方講座】のお申し込みフォームの一部です。

セミナー申し込みの段階でアンケート項目に答えていただければ、参加者が抱えてらっしゃる課題やセミナーに期待することがわかるばかりか、セミナー後のアンケート項目を減らせます。

とくに、メールアドレスなどは、手書きでアンケート用紙に記入するのは手間です。アンケートの項目を減らすためにも、参加者に聞けることはセミナー「前」の申し込み段階で聞いておきましょう。

とはいえ、セミナー申し込みフォームの入力項目が多すぎると、フォーム離脱率が上がってしまう傾向がある点には、ご留意ください。

セミナー企画・運営ノウハウを網羅的にまとめました
自社でセミナーを企画し、商談につなげていきたい担当者さまに向けて、セミナーの企画・運営ノウハウを網羅的にまとめました。こちらから無料ダウンロードいただけます。「セミナーをやっているけれど、商談に繋がっていない」という担当者さまにもオススメです。みなさまの業務にお役立てください。

セミナーアンケートの取り方

ここからは、セミナーアンケートの取り方をご紹介します。セミナーアンケートの取り方には、大きく分けて2つの選択肢があります。その2つの選択肢とは、アンケート用紙かWebのアンケートフォームかです。

それぞれのメリットやデメリット、運用方法をまとめました。

アンケート用紙でセミナーのアンケートを取る

セミナーのアンケートをアンケート用紙で実施するメリットは、回収率が高い点です。セミナーの最後に、

「ここから5分間、アンケートの記入をお願いいたします。アンケートの記入が終了した方から、スタッフにアンケート用紙を渡して、ご退室ください」

とアナウンスすれば、ほとんどの参加者がアンケートに回答してくださるでしょう。

一方で、セミナーのアンケートをアンケート用紙で実施することにはデメリットもあります。アンケート用紙で実施するデメリットは、

  • アンケート項目の記入漏れがある
  • セミナー参加者が多いとアンケートの印刷枚数が増える
  • アンケート結果を分析するために手動でExcelなどに入力しなければならない

ことです。

セミナースタッフが、参加者から渡されたアンケート用紙を逐一チェックして、未記入の項目に再度記入するよう促すのは、現実的ではありません。紙のアンケート結果を分析するためには、Excelなどの表計算ソフトに手動で入力することも避けられません。

セミナー後のアンケートを、紙のアンケート用紙で実施するなら、回収したアンケート用紙をスキャンし、クラウド上にアップロードしておくことをおすすめします。アンケート用紙をクラウドにアップロードしておけば、いつでも参照できる上、アンケート用紙がオフィスに山積することもありません。

Webのアンケートフォームでセミナーのアンケートを取る

Webのアンケートフォームを利用してセミナーのアンケートに回答していただくには、セミナーの参加者へのお礼メールで、アンケートへの回答を依頼する必要があります。

セミナーのアンケートをWebのアンケートフォームで実施するメリットは、

  • 印刷・回収・処分などの手間がかからない
  • フォームとデータベースを連携すれば、結果の分析が容易
  • こちらで必須項目を指定すれば、指定した項目には全て回答いただける

ことです。

一方で、Webのアンケートフォームでセミナーアンケートを実施すると、回収率が著しく低いというデメリットもあります。

そこで有効な方法が、セミナーアンケートに回答していただくためのインセンティブを与えることです。たとえば、セミナーの最後に、

「本日○○時までに、セミナーのお礼メールに添付されたアンケートに回答してくださった方には、本日のセミナー資料をPDFでお送りします。ぜひ、アンケートにお答えいただけますと幸いです」

とアナウンスすれば、セミナーアンケートの回収率を高めながら、容易にアンケート結果を分析できます。

セミナーアンケートはPDCAを回して改善していく

きちんと目的を持ってセミナーアンケート項目を作成したとしても、セミナーのアンケート項目は、定期的に見直しましょう。

というのも、いざ目的を明確にしてアンケート項目を設定したとしても、次第に別の目的の方が重要になってきたり、取得してはみたものの、分析には役立たない項目だったりすることも多々あるためです。

冒頭でも述べましたが、セミナーのアンケートにおいて「なんとなく」は厳禁です。アンケートを定期的に見直し、目的を持って、意味あるセミナーアンケートを実施しましょう。