カクテルパーティー効果〜一瞬で相手の注意を引く方法とは?

マーケティングに応用できるカクテルパーティー効果についてご紹介します。

反射的に相手の注意を引くカクテルパーティ効果とは

みなさんは、騒がしい場所でも自分の興味関心のあるフレーズだけははっきりと聞こえたことはないでしょうか。または、大勢の人ごみの中から知り合いを瞬時に見つけられた経験はないでしょうか。

騒音の中でも、自分の興味関心のあるフレーズや必要な情報だけはっきりと聞き取れる現象は、心理学で「カクテルパーティー効果」といいます。

心理学者のコリン・チェリーは、カクテルパーティ効果に関する実験をしました。

実験の被験者はヘッドフォンを着用し、両耳から異なる会話を聞きました。被験者は片方の会話のみに注意するように指示されました。結果、注意しなかった方の会話の内容はほとんど、あるいは全く理解していませんでした。

人間の脳は、聴覚や視覚からさまざまな情報(刺激)を受け取っていますが、必要な情報だけを効率よく処理できるように最適化されています。

仕事中に時計の針がチクタク鳴る音が気にならないように、人間は無意識に注意するものを選択し、それ以外のものは一時的にシャットアウトします。これを選択的注意といいます。

カクテルパーティ効果とは、人間が自分の興味関心のあるものに対して、無意識に注意してしまう現象です。カクテルパーティ効果は、反応のよいキャッチコピーに活用できます。

カクテルパーティ効果を活用した思わず反応してしまうキャッチコピーの作り方

カクテルパーティ効果を活かしてキャッチコピーを作ってみましょう。

カクテルパーティ効果をキャッチコピーに活かす

「年末大セール」や「10%OFF実施中!」などの、誰にでも当てはまるようなキャッチコピーでは、お客さまはなかなか振り向いてくれません。お客さまに振り向いてもらうためには、あなたのキャッチコピーをお客さまが自分に対してのメッセージだと感じてもらうことが大切です。

花王の販売しているトクホ飲料「ヘルシア緑茶」の最初のキャッチコピーをご存知でしょうか。ヘルシア緑茶の最初のキャッチコピーは「体脂肪が気になる方へ」でした。当時メタボという言葉が流行り、人々の間で健康が意識されていた時期でもありました。

「体脂肪が気になる方へ」のキャッチコピーは絶大な支持を得て、ヘルシア緑茶は爆発的にヒットしました。健康ブームで「体脂肪」というキーワードへの反応を高めた、カクテルパーティー効果を応用したキャッチコピーのよい例です。

カクテルパーティー効果を応用してキャッチコピーを作る際のポイントは、なるべく表現を具体的にすることです。

表現を具体的にする際は、以下の3つの点を押さえると効果的です。

カクテルパーティ効果を意識したキャッチコピーで、1つのキャッチコピーに複数のキーワードを含めると、カクテルパーティ効果がよりよく演出できます。

カクテルパーティ効果を活用したキャッチコピーの例

カクテルパーティー効果を利用したキャッチコピーの例みてみましょう。

「転職」や「中古マンション」といった読み手の興味関心を引くキーワードや、「港区」「東北出身」などの属性を表すキーワードが盛り込まれています。

キーワードが読み手の興味関心や属性に引っかかれば、読み手の注意を引けるはずです。

「条件を絞ると当てはまる人が少なくなってしまうのではないか」と思われる方がいるかもしれませんが、意外と「東北出身ではないのですが、大丈夫でしょうか」のような問い合わせが来るものです。

ぜひカクテルパーティー効果を応用して、読み手の心に響くキャッチコピーを作ってください。\

メルマガのタイトルに活用するなら
メルマガのタイトル(件名)にもカクテルパーティ効果は活用できます。反応を高めるメルマガのタイトルの付け方は「メルマガタイトル(件名)の作り方〜開封されるタイトルを3分で作る方法」でまとめてございます。あわせてごらんくださいませ。