2つの着眼点で見る、メルマガ開封率の基準

みなさまこんにちは。マケフリ編集部です。

メルマガの開封率は、一般的には16~20%程度と言われています。実は、全業界の平均と自社のメルマガの数値を比較しても、あまり意味がありません。業界や配信リストの性質ごとで数値が大きく変わるからです。

どのように変わるのか、そして、なぜ変わるのか。このメルマガではデータと考察をご紹介します。

※2022年01月24日配信

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メルマガ開封率:業界別編

Get Response社が発表したデータによると、業界別のメルマガ平均開封率は以下の通りです。

メルマガ開封率がもっとも低い業界は「デジタルマーケティング(14.97%)」で、反対にもっとも高い業界は「非営利団体(30.85%)」です。

このように、業界によって開封率に差が出る理由を、仮説を立てて考えてみました。

・デジタルマーケティングや宿泊施設は、一度でも接触した人にメールを送る傾向があるかもしれない。メルマガ登録した人以外にもメールを送る場合、メルマガ受信が嫌がられ開封率が低くなる可能性がある。

・非営利団体は売上に直結するメルマガは少ないと仮定する。単純に​​業務の役に立つだけの内容が多いと、開封率は高くなるかもしれない。

社内で考えたところ、「宿泊も開封率が低い。宿泊は、受信者に宿泊ニーズがないときでもメールを送る傾向がある。そういう面はデジタルマーケティングと似ているのかも。」といった考察も出てきました。

メルマガ開封率:配信リストのサイズ編

同社が発表したデータによると、配信リストサイズ別の平均開封率は以下の通りです。

配信リストの人数が増えれば増えるほど、開封率は低くなっています。これは、「メルマガの内容が刺さらない読者が増えている」からではないかと考察できます。

配信リストの人数が増えると、それだけ配信リストが抱える興味関心の種類が増えてゆきます。そのため配信リストに、メルマガのテーマに興味のない読者が増えるのは仕方がありません。

それだけでなく、配信リストの人数が多くなると、使われていないメールアドレスが増えている可能性が高まります。

開封率を高めたいなら、テーマによってメルマガを送り分ける「セグメント配信」や、「配信リストの整理」がおすすめの施策です。

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