「報告してね」だけでは不十分?新人の報告を増やす2つの仕組み
みなさま、こんにちは。
入社したてのころ、先輩から「なるべく早く相談してね」「半分くらいのクオリティでいいから提出して」とよく言われました。
しかしこれが、私には難しかったんです。
「相談ばかりして、先輩の手を煩わせたくないな」「できないやつと思われたら嫌だ!」という気持ちでいっぱいだったからです。
今では、こまめに報告や相談をできるようになりました。
それは先輩が提案して下さったちょっとした工夫のおかげなんです。
「基本はQuick&Dirty」そうは言っても難しい!
編集部に入って教えてもらったことは「アウトプットの基本はQuick&Dirty」でした。
「Quick&Dirty」は日本語に訳すと「拙速」。多少クオリティが低くても、早く提出するということです。
しかし、入社したての頃は、そう言われてもなかなか実行できませんでした。
拙いものを提出するのはやっぱり恥ずかしかったからです。
また、「拙くてよい」と言われても、どの程度のものを出せばいいのかわかりませんでした。クオリティの高いものを提出して「新人なのにやるじゃん」と思われたかったんです。
そのため成果物をなかなか提出できず、仕事の締め切りが延びてしまいました。
解決策は「時間を区切る」こと。
この問題を解決するために、先輩から、時間を区切る方法を提案されました。
私が実行していることは2つです。
それは、定期的な進捗報告と、短めの制限時間を設定すること。
1つめは、毎日同じ時間に、報告時間までにできていること、できていないことを報告するものです。私は毎日2回、自分が持っているタスクの進捗状況を先輩に報告しています。
2つめは、短めの締め切りを設けるものです。たとえば、「今から15分でメルマガの企画を考えて、できたものを見せて」と言われます。
もちろん、目的は「Quick&Dirtyの実現」なので、時間内に完成しなくても大丈夫です。
これらの「時間を区切る」方法は大成功でした。
以前までは、提出の判断材料をアウトプットの完成度にしていたため、自分一人で何度も推敲し、いつまでも提出できませんでした。
時間を提出の判断材料にすると、拙いものであっても、決まった時間までに提出しなければいけません。恥ずかしくて提出できない、ということはなくなります。
また常に効率を意識するので、仕事のスピードも上がりました。
新人が即戦力になれる心構えをまとめた記事
マケフリ記事「新人が即戦力になるための仕事の心構え11選」では、今回ご紹介した以外にも、様々な心構えをシチュエーション別にご紹介しています。
会議で伝わりやすい話し方や、先輩に質問するときに覚えておきたいこと、失敗してしまったときはどうするか、などなど。ぜひごらんください。