「仕事が遅い」を解決!集中力が上がる25+5分(2019年10月23日号)
みなさま、こんにちは。
いつも私たちのメルマガをお読みいただきありがとうございます。
「〇〇の秋」って、ほんとうなのでしょうか。
私には、秋だからといって食欲がもりもり湧いてきた経験も、色づくもみじと呼応するように芸術的センスが開花した経験も、まったくありません。私に素地がないだけでしょうか。「〇〇の秋」と聞くたびに、置いてけぼりになったような心持ちがします。
しかし、「睡眠の秋」だけは話が別です。秋の気候は、私たちの眠気を加速させます。今回は、そんな「睡眠の秋」の眠気を吹き飛ばす、集中力を維持する方法をご紹介します。
本日のマケ便で学べること:高い集中力を持続させる方法
「仕事が遅い!」と直接言われた経験がある人は少ないかもしれませんが、誰であろうと、「もっと集中できたなら、仕事のクオリティが上がって、短時間で終わって、自分の時間をハッピーに満喫できるのに…」とは思いますよね。
本日は、高い集中力を長時間持続させる仕事術「ポモドーロテクニック」をご紹介します。すぐに始められて、効果てきめんの仕事術です。ぜひ、あなたのお仕事にお役立てください。
25+5分のサイクルで集中力が上がる
25分の集中時間と5分の休憩を1セットとし、それを4セット繰り返した後で長めの休憩(15〜30分)をとるサイクルを、ポモドーロテクニックと呼びます。ポモドーロテクニックは、「高い集中力を」「長時間」維持することができるとされています。
ポモドーロテクニックの注意点は、集中時間である25分間は、やると決めたタスク以外は手をつけないことです。メールが届いても返信してはいけません。ふと気になったことをGoogle検索してもいけません。昼休みに投稿した「いいね」の数が気になったとしても、SNSをチェックしてはいけません。というより、勤務中にSNSをチェックしてはいけませんね。
実を言うと、私もこのポモドーロテクニックを使って仕事をしています。
はじめは「ふーん、試してみるか」くらいの気持ちだったのですが、試してみると「こんなに仕事がはかどるのか!」と本当に驚きました。肌感覚ですが、1つのタスクにかかる時間は、2/3くらいに短縮したと実感しています。
具体例:いつもの作業が20分早く終わるようになりました
25分を計測する前に、まずは取り組むべきタスクを洗い出し、優先順位をつけましょう。
〜ある日の私の例〜
優先順位の高い『マケ便』の執筆から取り掛かります。
たとえば、『マケ便』を執筆している25分間に、なんらかのメールが届いたとしても、その場では返信しません。25分は『マケ便』の執筆にのみ取り組みます。25分が経過した後の5分休憩を経てメールをチェック・返信し(場合によってはタスクの優先順位を変更することも)、次のセットに移ります。
とはいえ、即座に対応しなければならないメールが届いたり、電話がかかってきたりして、タスクが中断されることもあります。そのときは適宜対応し、もう一度はじめから、25分を測り直して再スタートしています。
また、各タスクを25分で完了させなければならないわけではありません。たいてい、中途半端なタイミングで25分が経過します。そこで「いいところだったのに」と思ったとしても、作業を延長させず、休憩をとります。
その理由は、「いいところだったのに」というタイミングで休憩に入ると、次のセットにスムーズに移れるからです。次の25分を「いいところ」から始められる、というわけです。
高い集中力を長時間維持するためには、25分が経過したら、進捗が「いいところ」であっても休憩を取ることが大切です。休憩を取らないと、長時間の集中を維持することは難しいですよね。
デッドライン効果が集中力を高める
ポモドーロテクニックが集中力の維持に効果を発揮する理由は、「デッドライン効果(締め切り効果)」という心理効果で説明できます。「デッドライン効果」とは、時間を短く区切れば区切るほど、仕事を管理しやすくなり、集中力が増すという心理効果です。
たとえば、一ヶ月後が締め切りの仕事にはなかなか集中できませんが、今日中に仕上げなければいけない仕事には集中できますよね。他にも、あなたが小学生の時、「1分間の100マス計算」には即座に集中できたのではないでしょうか。私たちは、締め切りまでの時間が短ければ短いほど集中できると言われています。
このデッドライン効果を擬似的に作り出すのが「ポモドーロテクニック」です。「25分でここまでするぞ」という短い締め切りを設けることで、デッドライン効果が働き、集中しやすくなるというわけです。