非デザイナー向け|セミナーランディングページのかんたんな作り方

この記事では、はじめてセミナーのランディングページを作るみなさまに向けて、セミナーランディングページの役割やランディングページを作るためのツール、集客を増やす工夫まで、まるっとご紹介します。
セミナーランディングページは、非デザイナーであっても必要十分なものが作れます。この記事を読めば、デザイン経験がないセミナーご担当者さまでも、セミナーのランディングページを作れるようになります。
この記事のもくじ
セミナーランディングページが果たす3つの役割
セミナーランディングページには、次の3つの役割があります。
- セミナーの魅力を伝える
- セミナーの参加方法や参加費用、日時などの参加に必要な情報を伝える
- 申し込みフォームに誘導する
なお3つ目の「フォームへの誘導」については、誘導形式が2つあります。「セミナーランディングページに申し込みフォームを埋め込む方法」と「フォームのリンクにページ遷移させる方法」の2つです。
前者の方法はHTMLの知識が少し必要になるため、自信がない方は後者のフォームのリンクにページ遷移させる方法にしましょう。
私たちの感覚値にはなりますが、申し込みフォームを埋め込む方法でなければ、セミナーの申し込み率が下がるといったことはありません。
セミナーランディングページの構成
一般的なセミナーランディングページの構成は、次の通りです。
- タイトル
- セミナー概要
- 講師のプロフィール
- セミナー詳細
- 申し込みフォーム
タイトル
セミナーのタイトルは、セミナーのテーマをもっとも簡潔に表したものです。
セミナーの顔に当たるタイトルは、セミナーランディングページのファーストビューにはっきりと見えるようにしておきましょう。当社のセミナーランディングページでも、タイトルはファーストビューに入れています。
「集客できるウェビナータイトルの作り方|3ステップでご紹介」の記事では、集客できるセミナータイトルの作り方をご紹介しています。ご興味がありましたら、ぜひごらんください。
セミナー概要
セミナー概要は、セミナーで学べることの要点を伝えるものです。加えて、セミナーの魅力をキャッチコピー的に伝える役割もあります。
セミナー概要でもっとも重要なのは、学べることの要点です。そのため、思い浮かばなければ、キャッチコピーは無理して入れる必要はありません。
ご参考までに、当社が以前開催したセミナーのセミナー概要をご紹介します。
「このままではまずい。何か始めなければ。」
これが、最近私たちのもとに寄せられる営業担当者のお悩みです。
変わらなければならない。でも、どうやって変わればいいのかわからない。そこで、「マーケティング組織がなくても始められるデジタルマーケティング」をご提案します。
講師のプロフィール

講師のプロフィールでは、講師の氏名と属する会社名、略歴をお伝えします。講師のプロフィールは、セミナーへの安心感を抱いていただくために明示します。
経歴の部分は、80字〜100字程度の文字数で、入社前の経歴や、現職で取り組んでいる業務を記載しましょう。
セミナー詳細

セミナー詳細では、セミナー参加にあたり必要な内容を記載します。
当社では次の内容を記載しています。
- 主催企業
- 日時
- 視聴方法
- 参加費
視聴方法では、ウェビナー開催のツールに加えて、
- 顔出しはないこと
- 参加用URLは別途送付すること
を伝えるようにしています。
私たちがウェビナー開催経験を重ねる中で、当日の顔出しの有無や、参加用URLの送付タイミングに関するお問い合わせを度々いただきました。
参加者さまにお問い合わせいただく手間を減らすため、セミナーのランディングページに注意書きをしています。
申し込みフォーム

申し込みフォームは、ユーザーが情報を入力・送信することで、セミナーの参加希望を受け付ける役割を果たします。
申し込みフォームの項目は、大まかに「個人情報と所属企業に関する項目」と「セミナー内容に関する項目」の2つに分類できます。
参加者管理や事後フォローのためにも必ず取得したい「個人情報と所属企業に関する項目」は、入力必須項目にしましょう。
以下は当社の「集客できる。商談につながる。自社セミナーの作り方講座」の申し込みフォームの項目です。
- ご希望日時を選択
- メールアドレス(会社のメールアドレスをご入力ください)
- お電話番号
- お名前(漢字)
- 会社名
- 部署・部門名
- 勤務地
- 役職
- Kairos3(当社のセミナー業務効率化ツール)のご利用者様ですか?
- ご利用中のセミナー管理ツール
- 本セミナーに期待すること
- 個人情報の取り扱い
上記項目のうち、当社は「Kairos3のご利用者様ですか?」と「本セミナーに期待すること」以外は入力必須項目としています。
フォーム作成ツール
この章では、フォーム作成ツールをご紹介します。
フォーム作成ツールの中には、申し込みフォームの項目に加えて、セミナー概要や講師プロフィールなどの文言や画像を入れられるものがあります。つまり、セミナーランディングページのように見せられるのです。
文言や画像を挿入できるフォーム作成ツールを既に利用している場合は、多数のツールを利用する煩雑さを省くため、フォームをランディングページのように活用するのをおすすめします。
セミナーランディングページと比較すると見栄えは劣るかもしれませんが、最初のうちは見栄えにこだわる必要はありません。
Googleフォーム
Googleフォームは無料で利用できるフォーム作成サービスです。Googleアカウントがあれば、利用できます。
Googleフォームは文言や画像が挿入でき、ランディングページのような見栄えにできます。
マーケティングオートメーション(Kairos3)
マーケティングオートメーション「Kairos3」は、セミナー管理やメルマガ配信ができるツールです。Kairos3も、セミナーランディングページのようなフォームが作成できます。
HTMLやCSSの知識がない非デザイナーが、架空のセミナーを想定し、Kairos3を使ってセミナーのランディングページを作成してみました。
「Kairos3」で作成するフォームも文字が挿入でき、セミナーのランディングページのようなフォームが作れます。
こちらは、実際にできたフォームの画像で、10分ほどで作成できました。

セミナー業務は、集客や申込みの受付、受講票発行などの開催準備から、当日の出欠管理や終了後のお礼メールまで、多岐にわたります。
煩雑なセミナー業務を効率的かつ抜け漏れなく実施するには、ツールの利用を視野に入れましょう。当社はセミナー業務が効率化できるツール「Kairos3」を用いて、たったの3人で毎週4回セミナーを開催しています。くわしくは、こちらの「Kairos3」の製品ページをごらんください。
セミナーランディングページ作成ツール
この章では、セミナーランディングページを作るツールを紹介します。
非デザイナーに向け、HTMLやCSSを使うことなく、見栄えのよいサイトが作成できるツールを選定しました。
ペライチ

ペライチは、300,000人以上が登録しているホームページ作成サービスです。300以上のテンプレートがあり、セミナーに特化したものもあります。
テンプレの箇所に文言を入力すればよいため、非デザイナーでもかんたんに見栄えのよいサイトができます。
費用 | 無料の「スタート」プランでは公開可能なページ数は1件。公開できるページ上限数や機能などによりプランが異なり、月額1,078円、月額2,178円 、月額3,278円のプランがある。(2022年1月現在) |
フォーム機能 | 無料の「スタート」プランでは、フォーム機能は活用できない。有料プランは、サイトに搭載されているフォーム機能が活用できる。 |
STUDIO

STUDIOの特徴は、デザインの自由度が高い点です。その他にも、STUDIOには複数人で共同編集でき、1クリックで公開できる特徴があります。
費用 | 無料の「FREE」プランでは公開可能なページ数は5件。公開できるページ上限数や機能などによりプランが異なり、月額1,280円、月額3,280円 のプランがある。(2022年1月現在) |
フォーム機能 | 無料の「FREE」プランでもフォーム機能が活用できる。Googleフォームの埋め込みも可能。 |
応用:集客できるセミナーランディングページの工夫
これまでの章でお伝えしてきた内容で、公開しても問題がない、必要十分なセミナーランディングページが作成できます。
ここから先は、応用編として、当社が取り組んでいる集客を増やす工夫をご紹介します。セミナーランディングページからの集客を増やしたいご担当者さまは、最後までお読みください。
セミナーランディングページの冒頭に、申し込みフォームに遷移するボタンをおく
当社のセミナーのランディングページでは、ファーストビューに、申し込みフォームに遷移できるボタンを設置しています。
冒頭にボタンを設置しているのは、スクロールせず申し込みフォームにアクセスできるようにするためです。
セミナー概要や参加者の声、セミナー詳細を見て申し込むかを判断する方が大半です。しかし、中にはすぐに申し込みフォームに遷移できないと、申し込みをせずセミナーランディングページから離脱してしまう方もいらっしゃいます。
このような方を取りこぼさないために、冒頭で申し込みフォームに遷移できるようにしましょう。
申し込みフォームの項目は必要最低限にする
申し込みフォームの項目は、必要最低限にします。項目数が多いと離脱につながりやすく、集客数が減ってしまう懸念があるためです。
実際に、入力フォームの項目数とフォーム通過率の関係性を調べた調査によると、両者の数値は反比例することがわかりました。
入力フォームの調査については、「入力フォームに関する調査レポートまとめ|適切な項目数や離脱の原因を徹底解明しました」の記事をごらんください。