メールマーケティング用語19のまとめ|初心者向けに役立つまとめ

メールマーケティングでは、聞きなれない用語がいくつか登場します。

この記事では、メールマーケティングセミナーを開催している私たちが、セミナー参加者のみなさまとお話しする中で気付いた点を踏まえて、覚えておきたいメールマーケティングの用語19個を厳選しました。

これからメールマーケティングを始めたいみなさまのお役に立てば幸いです。

1:メールマーケティング

メールマーケティングとは、メールというコミュニケーション手段を用いて、
  • 見込み客に、自社や自社サービスのファンになっていただく
  • 自社サービスを購入していただける仕掛けをする

といったマーケティング手法の1つです。

もっとも有名はメールマーケティング施策は「メルマガ」です。メルマガとは、自社の顧客リストに対して定期的にメールを配信するメールマーケティング施策です。メルマガ以外にも、営業メールやイベントのお礼メール、自動返信メールも、メールマーケティングの一種です。

メールマーケティングは、他のマーケティング施策とくらべてコストがかからないため、BtoBマーケティングでもBtoCマーケティングでも、よく用いられます。

メールマーケティングについて詳しく知りたいなら…
メールマーケティングの概要から主な手法、成功事例や注意点について「メールマーケティングとは?一番わかりやすい入門編」にまとめています。あわせてごらんくださいませ。

2:開封率

開封率とは、送信したメールが、受信者に開封された割合のことです。メールの開封率は、開封されたメール数を、送信したメール数で割ることで求められます。

メールマーケティング担当者の多くは、開封率を重要な指標としてとらえ、日々改善に励んでいます。なお、一斉配信のメルマガの平均的な開封率は、おおよそ16〜17%と言われています。あなたがメルマガ担当者であれば、参考値として覚えておくと便利です。

開封率を高めたいなら
開封率の高め方について、別記事の「メルマガ開封率がグッと上がる!メルマガ開封率の現状と改善策のまとめ」でまとめました。ぜひごらんください

3:クリック率(CTR)

クリック率とは、開封されたメール内のいずれかのリンクが、受信者にクリックされた割合です。クリック率は、クリックされた数を、開封されたメール数で割ることで求められます。

また、クリック率は別名CTR(Click Through Rate、クリックスルーレート)と呼ばれることもあります。

多くのメールマーケティング担当者にとって、クリック率は開封率と同様に重要な指標です。なぜならば、メールマーケティングの目的の多くは、メールを読んだ受信者に、何らかのアクションを起こしていただくことだからです。「読んで終わり」なメールになっていないかをチェックする上でも、クリック率は重要です。

4:コンバージョン率(CVR)

コンバージョン率(CVR)について理解するためには、まずコンバージョン(CV)について理解する必要があります。

コンバージョン(Conversion)とは、主にWebマーケティングの分野で使われる表現で、「施策の最終的な成果」のことを指します。最終的な成果は会社やプロジェクトによって異なるため、コンバージョンの定義も会社やプロジェクトによって異なります。

たとえば、あなたがメルマガの担当者だとします。あなたの最終的な目的は、メルマガから商談につながるお問合せを生むことです。この場合のコンバージョンは、「メルマガから商談につながるお問合せを生むこと」です。

そしてコンバージョン率(Conversion Rate、CVR)とは、全体の中からコンバージョンした割合のことです。あなたのメルマガ配信対象者が100人だったとしましょう。その中で、商談につながるお問合せを1件生めたとしたら、コンバージョン率は1%です。

5:送信成功率(送信エラー率)

メールマーケティングにおける送信成功率とは、配信したメールが受信者に到達した割合です。「到達しなかった割合」である送信エラー率が用いられるケースもありますが、どちらの表現も、意味合いは同じです。

たとえば、間違ったメールアドレスに対してメルマガを送り続け、送信成功率が低くなると、あなたのメルマガが迷惑メールフォルダに入る速度が速まったり、あなたのメールがスパム認定される可能性が高まったりします。

開封率やクリック率にばかり目がいってしまいがちですが、送信成功率もしっかり計測できるようにしておきましょう。

6:KPI

KPIとは「Key Performance Indicator」の略で、日本語で「重要業績評価指標」と訳されます。KPIは、何らかの施策が目標を達成したかを評価する際の指標となる数字です。

KPIは、主にWebマーケティングで使われる用語ですが、メールマーケティングでもよく耳にする用語です。メールマーケティングにおけるKPI(評価指標)は以下の4つです。
  • 送信成功率(送信エラー率)
  • 開封率
  • クリック率
  • コンバージョン率

「開封率が低ければ、件名に改善の余地があるかもしれない」
「クリック率が低ければ、メール内容に改善の余地があるかもしれない」
というように、上記のKPIをもとにメールマーケティングの効果測定や改善を行います。本格的にメールマーケティングを行うなら、上記4つのKPIを計測しましょう。

メールマーケティングのKPIについて…
メールマーケティングで覚えておきたい4つのKPIと活用方法について「 5分でわかる。メルマガの効果測定で覚えておきたい4つのKPI」にまとめています。あわせてごらんくださいませ。

7:オプトイン/オプトアウト

オプトインとオプトアウトは、あなたの送るメールが法律違反にならないために、メールマーケティング担当者がぜひ覚えておくべき用語です。

オプトイン(Opt in)とは、メルマガ等の商用メール配信をすることを受信者に事前に伝え、同意を得ることです。メルマガを含む全ての商用メールは、メルマガ配信に同意していただくオプトインが必要です。ただし、名刺交換によってアドレスを入手した場合や、すでに取引関係にある場合は、メルマガ配信の際にオプトインを取得する必要はありません。

オプトアウト(Opt out)とは、メルマガ等の商用メールの受信者が配信停止を望んだら、すみやかに配信停止できるようにすることです。メルマガを含むすべての商用メールは、受信者からのオプトアウトをいつでも受け付けられるようにしておく必要があります。

法律違反しないために
メールマーケティングで法律違反をしないために、メルマガ担当者が知っておくべき法律について「メルマガ運用者が知っておくべき法律〜「個人情報保護法」と「特定電子メール法」でまとめました。ぜひごらんください。

8:HTMLメール

HTMLメールとは、かんたんに言えば、画像の挿入ができたり、開封を検知できたり、メールのデザインを変更できたりするメールのことです。HTMLメールは、文字だけしか扱えないメール(テキストメール)にくらべて、汎用性が高いことが特徴です。

メールマーケティングとHTMLメールは、切っても切れない関係です。メールマーケティングにおいてPDCAを回すためには、一般的に開封率を検知する必要がありますが、メールにはそもそも開封を検知する仕組みがありません。そのためHTMLメールでは、受信者からは見えない透過画像をメールに埋め込み、サーバから画像がどのくらいダウンロードされたかで、開封数を計っています。

開封率を高めたいなら
開封率の高め方について、別記事の「メルマガ開封率がグッと上がる!メルマガ開封率の現状と改善策のまとめ」でまとめました。ぜひごらんください

9:テキストメール

テキストメールとは、文字(テキスト)だけしか扱えないメールのことです。テキストメールは、「かんたんに扱える」、「HTMLメールにくらべて受信拒否される可能性が低い」などのメリットがあります。

一方で、HTMLメールのように文字のサイズを変えたり、画像を挿入したりはできないので、メールが見づらくなってしまうことがあります。

メルマガなどにテキストメールを使う場合は、適切に装飾し、受信者が見やすいように工夫しましょう。

テキストメールの装飾を学ぶには
テキストメールの上手な装飾方法について、「メルマガの装飾はこれだけ見ればOK!装飾の基礎知識からテンプレートまで」でまとめました。ぜひごらんください

10:マルチパートメール

マルチパートメールとは、かんたんに言うと、受信者のメーラーの環境に応じて、HTMLメールとテキストメールを表示し分けるメールのことです。マルチパートメールを使えば、HTMLメールを表示しない設定にしている人には、テキストメールが表示されます。

マルチパートメール作成は、通常のメーラーでは困難です。マルチパートメールを作る際は、メール配信ツールやマーケティングオートメーションを使いましょう。

あなたがマルチパートメールを扱う際に、1点だけ注意すべき点があります。マルチパートメールは、HTMLメールとテキストメールの2通を送信しているわけではないことです。マルチパートメールは、あくまでも1通のメールの中で、表示する部分を変えているだけですので、注意してください。

マルチパートメールについて詳しく知りたい場合は
マルチパートメールに関しては、別記事の「マルチパートメールとは?メルマガ担当者がわかりやすく解説します」でまとめました。ぜひごらんください

11:レスポンシブメール

メールを表示できる画面の幅は、パソコンやスマートフォンなどのデバイスによってさまざまですよね。メールの送信者としては、メール受信者の受信環境に合わせて最適化したいところですが、受信者の受信環境をすべて把握することはできません。

そこで、レスポンシブメールの出番です。レスポンシブメールでは、デバイスの幅や高さごとにメールのレイアウトが最適化されます。わかりやすい例がスマートフォンです。スマートフォンはパソコンにくらべて画面がとても小さいですが、あなたの元に届くHTMLメールの多くは、表示崩れしていないはずです。

ちなみに、レスポンシブデザインは、もともとはWebデザインの技術です。みなさまの見ているウェブサイトの多くは、スマートフォンで見ても表示が崩れないと思いますが、それはレスポンシブデザインを用いているからです。

レスポンシブメールがかんたんに作れるテンプレート
レスポンシブデザインのテンプレートは、別記事の「効果を実感できるメルマガテンプレートのまとめ」でまとめました。ぜひごらんください

12:送信ドメイン認証

送信ドメイン認証とは、SPFやDKIMといった仕組みを用いて、送信元ドメインを認証して、なりすましメールを防ぐ技術の総称です。代表的な送信ドメイン認証には、SPFやDKIM、DMARCなどがあります。

送信ドメイン認証は、あなたがメール配信ツールやマーケティングオートメーションを利用するなら、ぜひ覚えておくべき用語です。メール配信ツールがあなたのメールを受信者に届ける仕組みは、なりすましメールとほとんど変わりません。そのため、送信ドメイン認証をしていない場合、あなたのメールは自動的に迷惑メールフォルダに振り分けられてしまう恐れがあります。

現在、送信ドメイン認証といえばSPFとDKIMを指します。メールマーケティングに携わるのであれば、少し技術的な話にはなりますが、SPFとDKIMについて勉強しておいて損はありません。

あなたのメールを迷惑メールにしないために
送信ドメイン認証に関しては、別記事の「送信ドメイン認証(SPF、DKIM、DMARC)とは?ゼロからわかる入門編」でまとめました。ぜひごらんください

13:テンプレ

メールマーケティングにおける「テンプレ」とは、メールデザインの雛形のことです。メールのデザインをテンプレート化し、使い回すことで、メール作成の作業を効率化できます。

メールのデザインといえば、真っ先にHTMLメールが思い浮かぶと思いますが、テキストメールにもデザインはあります。たとえば、罫線のデザインや署名のデザインはテンプレート化できます。

テンプレは、自分で1から作るよりも、テンプレを作成できるサービスを活用することをお勧めします。無料のサービスでも、ある程度のテンプレが作れてしまいます。

テンプレを探すなら
メルマガのテンプレは、別記事の「メルマガのデザインはこれで完璧!メルマガテンプレート活用術とデザインギャラリーまとめ」でまとめました。ぜひごらんください

14:セグメント配信

セグメント配信とは、顧客の属性や行動の段階を分類(セグメンテーション)し、より顧客の興味関心にマッチした情報を提供するメールマーケティング手法の1つです。

セグメント配信のメリットは、 One to Oneマーケティングに近い、よりパーソナライズされた情報を読者に提供できることです。リストをうまくセグメントできれば、読者に興味関心の高い情報をお届けできるため、一斉配信よりも高い開封率やクリック率を見込めます。

セグメント配信についてもっと詳しく知りたいなら…
セグメント配信の概要からセグメント方法、そして効果を上げる工夫について「セグメント配信とは?メルマガで用いるメリットとその効果をご紹介」にまとめています。あわせてごらんくださいませ。

15:ステップメール/シナリオメール

ステップメールとは、事前に設定したスケジュールで、あらかじめ用意したメールコンテンツを自動で配信するメールマーケティングの手法の1つです。ステップメールは、配信設定をしておけばあとは自動でメールが流れるので、業務負荷の削減やメールの送り忘れによる機会損失の低減などの効果があります。

シナリオメールは、かんたんに言えば、ステップメールに分岐機能を追加したものです。ステップメールは、あらかじめ設定したスケジュールでメールを送ることしかできませんでした。シナリオメールは、受信者のWeb上での行動などをトリガーとして、配信するメールの内容を自動で切り替えることができます。そのため、より受信者の興味関心が高い内容を配信できます。

たとえば、ステップメールでは1日後に製品紹介を送って、2日後にセミナーへの案内メールを送る、といった配信設定をします。一方でシナリオメールでは、自社WebサイトのA製品のページを見ていた人には、A製品の紹介メールを送り、2日後にはA製品に関するセミナーの案内メールを送る、といったことが可能になります。

なおシナリオメールを送る際は、マーケティングオートメーションが必要です。

ステップメールについて詳しく知りたいなら
ステップメールについて詳しく知りたい場合は、別記事の「ステップメールとは?一番わかりやすい入門編」でまとめました。ぜひごらんください

16:リードナーチャリング

リードナーチャリングとは、「見込み客の育成」と訳される、お客さまにサービスを買っていただくための下地作りのことです。サービスへの興味が薄い『まだまだ客』のニーズやウォンツに訴求し、『今すぐ客』に育成するプロセスを、リードナーチャリングと呼びます。

リードナーチャリングには多くの手法がありますが、ことメールマーケティングにおいては、定期的なメルマガや、セグメント配信ステップメールを用いるリードナーチャリング方法が一般的です。

リードナーチャリングについて詳しく学びたいなら…
リードナーチャリングの概要や手法、実行する際の手順について、「 5分でわかるリードナーチャリング。どこよりも分かりやすい徹底解説」にまとめています。あわせてごらんくださいませ。

17:CTA(Call To Action)

CTAとは「Call To Action」の略で、日本語で「行動喚起」と訳されます。CTAは、Webページの訪問者を次の行動に誘導すること、もしくは、次の行動を喚起するための、Webページ上に設置されたイメージやテキストのことを指す言葉です。

たとえば、あなたがWebページを閲覧しているときに、
「資料を請求する」
「問い合わせる」
「セミナーに申し込む」
といったボタンを見たことはありませんか。

このようなボタンを「CTA」や「CTAボタン」と呼びます。

また、ボタンだけでなく「次の行動に誘導すること」それ自体をCTAと呼ぶこともあり、その場合「このWebページのCTAは『資料請求』だね」というように使われます。

CTAは、Webマーケティング全般で使われる用語ですが、メールマーケティングでもよく使われる用語なので、かならず覚えておきましょう。メルマガに代表される、あらゆるマーケティングメールは、「配信しておしまい」ではありませんよね。かならず、読者にとってほしい行動があります。

「メールの読者にどのように行動してほしいか」を考えてメールコンテンツを執筆し、CTAを設けてメールマーケティングを行いましょう。

18:メール配信システム(メール配信ツール)

メール配信システム(メール配信ツール)とは、一度に大量にかつ高速にメール配信ができるシステムのことです。メール配信システムは、メール配信スタンド、メール配信ツールなどと呼ぶこともあります。

メール配信システムは、大きく分けてクラウド型(SaaS)とオンプレミス型(パッケージ型)のものがあります。

クラウド型(SaaS)のメール配信ツールは、インターネットを経由してシステムやアプリケーションを利用します。インターネットに接続できるPCさえあればシステムを利用できるので、自社サーバの設置が不要で迅速に導入することができ、導入コストも低く抑えることができます。

オンプレミス型(パッケージ型)のメール配信ツールは、自社サーバを設置する必要があります。柔軟なカスタム性を期待できますが、サーバ調達やシステム構築に大きな工数とコストが必要となります。
メール配信システムを使わず、OutlookやGmailを使ってメールを配信することもできますが、手間がかかったり、情報漏洩のリスクがあったりします。メールマーケティングを行うなら、メール配信システムの導入は必須です。

メール配信システムの選び方について…
メール配信システムの選び方について「メール配信システムの選び方〜メール配信システムを比較・検討する際に気をつけたいこと」にまとめています。あわせてごらんくださいませ。

19:マーケティングオートメーション(MA)

マーケティングオートメーションとは、見込み客の情報を一元管理し、見込み客とのコミュニケーションによって成約の見込み度を高めて営業プロセスに引き渡すための仕組みであり、この仕組みを効率的に実現するためのデジタルツールです。

マーケティングオートメーションの中核的な機能はリードの管理です。マーケティングオートメーションは、氏名やメールアドレス、会社名などの属性情報に加えて、WEB訪問履歴やメールの開封、セミナー出席などの、「リードの行動」も記録します。

さらに、個々のリードを行動によってセグメントした上でメールを配信することもできます。したがって、通常のメール配信システムでは実現できないメールマーケティングを行えます。

もっとマーティングオートメーションについて学びたいなら…
マーケティングオートメーションの概要や急成長するわけ、活用方法や成功事例について「マーケティングオートメーションとは?一番わかりやすい入門編」にまとめています。あわせてごらんくださいませ。