メルマガタイトル(件名)の作り方〜5ステップで作る開封されるタイトル

メルマガのタイトルは開封率に大きな影響を及ぼします。調査によると、47%のメルマガ読者がタイトルだけでメルマガを開封するかどうかを判断するそうです。

しかし、「タイトルが重要だ」とわかったからといって、開封されるタイトルを作成できるわけではありません。実際に私たちも、タイトルに悩んだ挙句、開封率が伸びなかった時期がありました。

そこで考案したのが、この記事で紹介する「メルマガタイトルの作り方」です。この作り方を実践してから、私たちは「反応のいいメルマガタイトルを」「楽しく」作成できるようになりました。

メルマガのタイトルは、できれば複数人で作ろう

メルマガタイトルを作るとき、私たちはかならず複数人で「メルマガタイトル作成ミーティング」を開きます。ミーティング中の「なんとなくの一言」がきっかけで素敵なタイトル案が浮かぶことがあるからです。

この「なんとなくの一言」は、1人で考え込んでいてもなかなか思い浮かびません。

ご紹介する「メルマガタイトル作成の5ステップ」は、いわば私たちのメルマガタイトル作成ミーティングの進め方です。

私たちは普段、執筆者1人と参加者2人の計3人で、タイトル作成ミーティングを開催しています。お1人でも実行できるように執筆しましたが、可能ならみなさんもぜひ、社内のメンバーを誘ってみてください。

メルマガタイトル作成の5ステップ

私たちは、メルマガの本文が完成したらすぐにタイトル作成ミーティングを開きます。つまり本文完成時まで、タイトルは仮のままでメルマガを執筆します。

メルマガ作成プロセス

メルマガタイトル作成ミーティングの準備はたった1つ。完成したメルマガの本文を事前に読んでおくことだけです。執筆者も参加者も、「タイトル案」を用意してミーティングに臨む必要はありません。

この章では、私たちのメルマガタイトル作成の5ステップをご紹介します。

メルマガタイトル作成の5ステップ

このメルマガの内容を一言で言うと?を考える

タイトル作成ミーティングでまず考える問いは、「このメルマガの内容を一言で言うと?」です。つまり、メルマガを要約します。

仮にこの記事がメルマガだとしたら、答えは「メルマガタイトルの作り方」となります。

なぜ真っ先に要約を考えるのか。その理由は、要約がメルマガタイトルのコアメッセージだからです。コアメッセージは、メルマガのタイトルから外せない要素です。

コアメッセージをタイトルから省いてしまうと、メルマガの内容が読者に正しく伝わりません。

14の訴求軸をもとに、アイデアを発散する

次に、メルマガタイトルをキャッチーにするアイデアを発散します。このステップはブレインストーミングに近く、私たちは「アイデアを否定しない」「思いついたアイデアはどんどん発言する」ことを心がけています。

とはいえ、無からアイデアを生み出すのはかんたんではありません。

そこで私たちは、「14の訴求軸」を参考にしながらアイデアを発散しています。

メルマガタイトルの訴求軸

出たアイデアは、キーワードとしてすべてメモしていきます。

以下は、私たちが過去に配信した「メルマガのネタの探し方」をテーマとしたメルマガの、タイトル作成時に発散したキーワードです。

メルマガキーワードメモ

「アイデアを否定しない」「思いついたアイデアはどんどん発言する」以外にも、留意点が2つあります。

  1. ダブりを気にしないこと
  2. 全て埋める必要はないこと

14の訴求軸は、いわば「アイデアを出すためのとっかかり」です。したがって、「このアイデア、この訴求軸にも当てはまるけどあの訴求軸にも当てはまる」という分類を気にする必要はありません。

たとえば、「1分でネタが10個以上」は、「数字」とも「具体的」とも言えます。しかし、大切なことは「1分で10個以上」というキーワードを引き出すことです。数字か具体的かは重要ではありません。

また、メルマガのテーマによっては、キーワードが見つからない訴求軸もあります。すべての訴求軸が埋まらなくても、アイデアを出し切った段階で次のステップに進みましょう。

参考までに私たちは、5分の時間制限を設けてアイデアを発散しています。経験則ですが、時間的制約を設けた方がアイデアが出やすいと感じています。

キーワードを組み合わせ、メルマガタイトルの「原案」を複数作る

次はアイデア、つまりステップ2で発散したキーワードを組み合わせる段階です。

このステップはまだ絞り込む段階ではないので、引き続き「自由に発言する」「発言を否定しない」ことを心がけます。

キーワードをラフに組み合わせていくと、タイトルと呼ぶには不恰好な、いわばタイトルの「原案」が複数できあがります。

たとえば、「メルマガのネタの探し方」のメルマガでは、以下のタイトル原案が出来上がりました。

  • 「メルマガ、もうネタ切れ…」1分でメルマガのネタが10個以上見つかるカンタンな方法とは?
  • メルマガのネタに悩まずにすむ、メルマガのネタ発見方法
  • 「メルマガのネタが思いつかない!」解決策は〇〇だった
  • ネタ切れに悩むメルマガ担当者必見、メルマガのネタがいますぐ見つかる方法をお伝えします

私たちの経験上、組み合わせるキーワードの数は1〜3つです。4つ以上のキーワードを組み合わせると、タイトルが長くなりすぎてしまいます。

メルマガタイトル原案を選定する

このステップ「メルマガタイトル原案を選定する」と、次のステップ「メルマガタイトル原案をブラッシュアップする」は、順番が入れ替わることがあります。

複数のタイトル原案が出た段階で「このタイトル原案がよい」と合意を形成できた場合は、選んだタイトル原案をブラッシュアップします。一方、どのタイトル原案がよいか判断できない場合は、すべてのタイトル原案をブラッシュアップしたのちに、メルマガタイトルを選定することになるでしょう。

ただ、私たちの場合、タイトル原案の段階で「このタイトル原案がいい」と意見が一致することがほとんどです。

もしもブラッシュアップするタイトル原案を選べない場合は、以下2つの観点で選定しよう。

  • このタイトルでメルマガの内容は伝わりそうか?
  • このタイトルで開封したくなるか?

「メルマガのネタの探し方」のメルマガでは、以下の原案を採用しました。

「メルマガ、もうネタ切れ…」1分でメルマガのネタが10個以上見つかるカンタンな方法とは?

メルマガタイトル原案をブラッシュアップする

最後のステップは、「原案」を「タイトル」に昇華する段階です。

タイトル原案のブラッシュアップには、以下3つのテクニックを活用できます。

タイトルをブラッシュアップする3つのテクニック

「入れ替え」は私たちがよく使うテクニックです。タイトル中の情報のうち、もっとも読者を惹きつける情報をタイトル前半に設置します。読者がスマートフォンでメルマガを受信した場合、受信ボックスに表示されるタイトルの文字数は20文字前後です。タイトル後半の情報は、読者の目にすら入らない可能性があります。

情報の「削除」も欠かせません。PCで受信したとしても、40文字を超えるタイトルをすべて読む受信者は稀でしょう。短くできる表現、なくても伝わる表現をどんどん削除しましょう。

最後に「整理」です。タイトル原案を削ったり入れ替えたりすると、タイトルの核となる「メルマガの内容」が伝わらなくなったり、日本語として不自然なタイトルになったりします。伝えたい情報が伝わり、かつ日本語として自然になるように、適宜記号を用いながら表現を整理します。

タイトル原案をタイトルに昇華する流れを図解しました。

タイトルのブラッシュアップの流れ

なお、今回は「入れ替え→削除→整理」の順番でタイトルをブラッシュアップしましたが、ブラッシュアップの順番に決まりはありません。

タイトル原案のブラッシュアップが終われば、メルマガタイトルは完成です。

メルマガタイトル作成の5ステップ

マケフリ編集部が実際に送ったメルマガタイトル参考例5選

参考までに、2020年10月から2021年3月までに私たちがお送りしたメルマガのうち、開封率が高かったメルマガのタイトルをご紹介します。

  • 「メルマガ×営業」たった1通から40件の返信と5件の商談を生んだ事例
  • 「文章を自分の武器にしたい」あなたに。例文で学ぶわかりやすい文章のパターン
  • 「ウェビナーから商談に繋げたい。でも全参加者への電話はツライ…」解決策をお伝えします!
  • テレワーク、なんか相談しにくい…解決策は「おやつタイム」
  • Cookie?お菓子じゃなくて?今さら聞けないWeb用語を1分解説

開封されるメルマガタイトルを作るために「タイトル作成前に」押さえておきたい2つのこと

この章では、開封されるメルマガタイトルを作るために、「メルマガの企画時点で」最低限押さえておきたいことをご紹介します。

メルマガ作成プロセス

ご紹介する内容は2つ。メルマガのテーマを1つに絞ることと、メルマガのターゲットを設定することです。これら2つを心がけると、開封されるメルマガタイトルを作りやすくなります。

メルマガのテーマを1つに絞る

メルマガ企画時は、「1メルマガ1テーマ」を心がけましょう。

本記事冒頭で、「メルマガタイトル作成時は、メルマガ内容の要約から考える」とご紹介しました。複数テーマを扱うメルマガは、内容を一言で表現できず、結果的に「長すぎるタイトル」もしくは「抽象的で興味を惹かれないタイトル」になりがちです。

注意したいケースは、「1テーマのように見えるが、実際は複数のテーマが含まれている」ケースです。たとえば「今月のセミナー紹介」などが該当します。

「今月のセミナー紹介」は一見1つのテーマのようですが、分解すると「Aセミナーの紹介・Bセミナーの紹介・Cセミナーの紹介」など、複数のテーマが混在しています。各セミナーを全てタイトルに入れ込むと文字数が多くなりすぎますし、「今月のセミナー紹介」では読者を惹きつけるのは難しいでしょう。

メルマガの企画時点で、1メルマガ1テーマを心がけましょう。

1メルマガ1テーマにはメリットがたくさん
「1メルマガ1テーマ」には、タイトルが作りやすくなる以外にもメリットがあります。ネタの節約になる、読みやすくなる、などです。加えて、1つのテーマを深堀りできれば、複数テーマを少しずつ列挙するよりも読み応えのあるメルマガになるでしょう。

ターゲットを設定しておく

メルマガのターゲットは企画時点で決めておきましょう。設定したターゲットは、メルマガタイトル作成時の「拠りどころ」になります。

タイトル作成時は、「どのキーワードがよいか」「どのタイトル原案がよいか」「このタイトルで本当によいか」など、なんらかの判断に迫られます。これらの判断軸になるのがターゲットです。

メルマガタイトルに悩んだとき、私たちはターゲットに立ち返ります。

「どのタイトルもいいけど、このターゲットならこのタイトルだね」
「この用語はターゲットには難しすぎるだろう」
「ターゲットは結局何を知りたいんだっけ?」

メルマガタイトル作成ミーティングでは、こんな言葉が飛び交います。

ちなみに、「タイトル作成前」ではなく「企画時点」でターゲットを設定すべき理由は、メルマガ本文執筆時も同様にターゲットが拠りどころになるからです。

メルマガのターゲット、どのくらいまで掘り下げればいい?
3分でメルマガのターゲットを作る|テンプレート付き解説書」では、良い例と悪い例を交えながら、ターゲット設定のポイントをまとめています。あわせてごらんください。
メルマガの企画に悩んだら
メルマガの企画方法|「何から書けばいいかわからない」を解決するテンプレートつき」では、メルマガの企画時に押さえておく項目を6つご紹介しています。ぜひご参考ください。

メルマガのタイトルを評価する

メルマガには効果測定が欠かせません。メルマガのタイトルの作成をしたら、開封率をチェックして、タイトルを評価しましょう。メルマガタイトルのPDCAを回すためには、開封率のチェックは必須です。開封率が取れない場合、マーケティングオートメーションやメール配信ツールといったメルマガ配信ツールの利用を検討してください。

参考までに、メルマガの平均開封率はおよそ16〜17%です。

メルマガ開封率の平均には、自社と関係のない業界の開封率も含まれます。そのため、この数字は参考程度に覚えておきましょう。すでに送った過去のメルマガよりも開封率をあげることが大切です。

メルマガの開封率の平均やまとめ
メルマガ開封率の仕組み、基礎、平均などの情報は「メルマガ開封率がグッと上がる!メルマガ開封率の現状と改善策のまとめ」でまとめました。あわせてごらんくださいませ。

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※この記事は、3月12日に更新しました。