50サンプル付き!メルマガタイトル(件名)を3分で作るコツ
「メルマガはできたけど、よいタイトルがまったく思い浮かばない」
これは、メルマガ担当者のよくあるお悩みです。私たちが開催している、メールマーケティングの成功法則セミナーでも、メルマガタイトルの作り方に関するご相談がたくさん寄せられます。
そんなお悩みを解決するため、この記事では、私たちが過去送ってきたメルマガ50通のタイトル(件名)をまとめました。また、記事後半では、反応率が高い件名を早く作れるように、「3分でできる!メルマガタイトルの作り方」も記載しています。
この記事のもくじ
実際に送ったメルマガタイトルのサンプル集|過去50通のデータを集めました
この章では、私たちが過去に送ったメルマガから、直近50通のタイトルを一気にご紹介します。
メルマガタイトルの作り方は、記事の後半にまとめています。「件名の作り方」を知りたいご担当者さまは後半部からお読みください。
- 初めてでも迷わない、メルマガの書き方
- 今日から使える、メルマガネタ集めの3つの方法
- メルマガのネタ切れを防ぐ企画会議のルール
- クイズ!開封率が高い件名は、長いor短い?
- 2つの着眼点で見る、メルマガ開封率の基準
- メルマガの件名を「仕上げる」4つのテクニック
- メルマガのクリック率を高めるかんたんテクニック
- メルマガでリンクを貼るべき2箇所とは?
- 「私のメルマガ読まれてる?」と思った時に試したい方法
- あなたのメルマガ、実は読まれてます
- ずばり、メルマガ配信の適正頻度は?
- 貴社のメルマガ、配信停止用リンクついてますか?
- メルマガでDXを始めよう。ツールを使った成功事例
- 「メール×営業」少しの工夫で5件の商談を生み出した事例をご紹介
- 「メルマガ 何をどう書けば?」暗中模索を卒業する3つの企画項目
- うちのメルマガ、このままでいいの…?担当者のお悩みに1問1答
- 「お金をかけずに集客したい」を叶える2つの手法
- 集客できるセミナー企画の考え方
- ウェビナー参加率が高い開催日時
- ウェビナートラブル&対策まとめ
- 忘れがちな「セミナー欠席者フォロー」のすすめ
- Zoomの簡単設定でオンラインの印象を明るく
- 人気セミナー講師に聞く!緊張しない話し方のコツ
- 半年で100回以上セミナーを開催した当社が効率化のために「やめた」業務
- MAって結局何ができるツール?ツールを使った成功事例をご紹介
- メルマガで営業のきっかけを作る。MA活用事例のご紹介
- 「営業の空振り」が減る3ステップのアプローチ
- 動画で紹介|少ない人数で営業効率を上げる方法
- 商談数を増やす「休眠顧客へのフォロー」とは?
- 顧客に直接会わずに商談を増やすには?デジタル営業のはじめ方
- お客さまへの接触数が倍増する「営業メール」の送り方
- 商談につながる営業メルマガを書くための第1歩とは…
- たった1回で10件分の営業に!短時間で商談につなげる工夫
- 受注率を20%上げる、インサイドセールスの極意とは?
- コロナ禍の展示会。リアルな状況を出展企業がレポートします
- この秋展示会に出展する皆様へ|事後フォローしてますか?
- ◯◯から始めた営業DX|事例を学べるセミナーのご紹介
- 「コロナ後を生き抜く、攻めの営業戦略」セミナーのご案内
- 新講師がお伝えする「メールマーケティングの成功法則セミナー」
- 30分でメルマガのコツを学べる講座のご案内
- 読んでもらえるメルマガを作るには?2種類のセミナーのご案内
- 「日報は超シンプル」なのに テレワークのコミュニケーションが円滑に
- 「可能表現」を避けてスッキリした文章に
- 新人からの報告が、ない…。報告を生む2つの仕組み
- 新人ライターの私がまず叩き込まれた「伝わる文章術」
- Cookie?お菓子じゃなくて?今さら聞けないWeb用語を1分解説
- 記事やコラム、何を書けばいい…?2つの軸で考える企画方法
- テレワーク、なんか相談しにくい…解決策は「おやつタイム」
- 約1分|メルマガに関するアンケートのお願い
- 新施策に新体制。2022年上半期の成果と取り組み
以上が、私たちが過去に送ったメルマガのタイトルの抜粋です。私たちがこれまでお送りしたメルマガは、「メルマガバックナンバー」からお読みいただけます。内容もあわせて確認したいご担当者さまは、ぜひごらんください。
次の章からは、上記のメルマガタイトルを3つのタイプに分けて解説いたします。
メルマガタイトル3つの型
この章では、上のサンプル集で紹介したメルマガのタイトルを、3つのタイプに分けて解説します。タイプを覚えて、件名のバリエーションを増やしましょう。
メルマガタイトルの型(1)共感+テーマ
「共感+テーマ」は、読者が抱えている悩みを明示することで、読者の共感を誘うタイトルのスタイルです。お悩みの答えになるようなテーマがタイトル後半にあることで、読者の好奇心をそそります。
・うちのメルマガ、このままでいいの…?担当者のお悩みに1問1答
・「お金をかけずに集客したい」を叶える2つの手法
・記事やコラム、何を書けばいい…?2つの軸で考える企画方法
「共感+テーマ」のタイトルでメルマガを送るメリットは、読者の不安を代弁することで、まだ課題がはっきりしていない読者にも開封されやすくなることです。
デメリットは、お悩みの言語化がうまくいかないと、読者から開封したいと思われないことです。メルマガを送りたい相手の不安や課題が分からないと、メルマガタイトルは読者に刺さりません。
タイトルや内容に悩んだときは、営業担当者やサポートなど、お客さまによく接触する部署に、「このテーマなら、お客さまが課題に感じていることは何だと思いますか?」と聞いてみましょう。
メルマガタイトルの型(2)数字で実績とかんたんさをアピール
数字を使うとメルマガタイトルの具体性が増します。
・メルマガの件名を「仕上げる」4つのテクニック
・たった1回で10件分の営業に!短時間で商談につなげる工夫
・受注率を20%上げる、インサイドセールスの極意とは?
・30分でメルマガのコツを学べる講座のご案内
数字は、「満足度〇〇%」といった実績のアピールや、「たった〇〇分でできる」といったかんたんさのアピールに使えます。数字はタイトルの前半に配置し、読者の目に入りやすく演出しましょう。
件名だけに限った話ではありませんが、調査レポートや自社で新たにわかった数値などのコンテンツは開封される傾向にあります。調査レポートを配信するときは、タイトルにも「データ」や「分析」などの要素を入れ込みましょう。私たちは、過去に執筆した調査レポートの記事から、お客さまのお役に立ちそうなデータをまとめてメルマガでお送りしています。
メルマガタイトルの型(3)問いかけ、未知のワードを入れる
3つ目のタイプは「問いかけ、未知のワード」です。
・テレワーク、なんか相談しにくい…解決策は「おやつタイム」
・◯◯から始めた営業DX|事例を学べるセミナーのご紹介
・ずばり、メルマガ配信の適正頻度は?
・クイズ!開封率が高い件名は、長いor短い?
問いかけや未知のワードを使ったタイトルを作るときは、「答えを書かない」ことがポイントです。
タイトルに「メルマガ配信の適正頻度は〇〇」と答えまで書いてしまうと、お客さまはメルマガを読む必要がなくなってしまいます。そうならないようにタイトルは疑問符で終わらせ、開封すれば答えや解説が読める、と期待感を持たせましょう。
メルマガのネタ切れを防ぐフレームワークは、別記事「4ステップでメルマガのネタ切れを防ぐ|読者に感謝される、メルマガのネタの見つけ方」にまとめています。メルマガに何を書けばいいか分からず困っているご担当者はあわせてごらんください。
メルマガのタイトルは、短くまとめる
メルマガのタイトルは短くまとめましょう。
ビジネスメールに関する調査によると、社会人が1日に受信するメールの平均通数は66通を超えています。
大量に受信するメールに埋もれないメルマガを送るには、読者から読むべきだと「瞬時に判断」してもらう必要があります。そのためには、「ぱっと見て内容を理解できる」短いタイトルが理想です。
受信トレイに表示されるメールの件名は、PCで30文字程度、スマートフォンなどの端末で20文字程度です。受信トレイに収まりきらない件名は読むのに時間がかかるため、読む優先順位が下がってしまいます。そのため、タイトルは30文字以内を目安にまとめましょう。メルマガ読者にスマートフォンユーザーが多ければ、20文字以内が理想です。
実際に、マケフリメルマガで、件名の長さだけを変えたABテストをしたところ、短い件名の方が開封率が1.8%高いという結果となりました。
・長い件名:
ウェビナートラブル&対策まとめ|私たちが実際に経験したヒヤリハット
・短い件名:
ウェビナートラブル&対策まとめ
また、読者へ「瞬時に判断」してもらうためには、キーワードをどこに配置するかも大切です。
たとえば、Yahoo!ニュースのタイトルは最大15.5文字に設定されています。これは、読者が素早く見出しを認識し、記事内容を正確に理解できる文字数として、15文字程度が最適とされているからです(引用元:調査「トピックスの13.5文字は最適かどうか」)。
メルマガタイトルを毎回15文字以内に収めるのは難しいとは思いますが、冒頭15文字以内に目を引くフレーズやキーワードを入れることは容易です。
このことから、メルマガタイトルを作るには、
- 30文字以内
- 前半15文字以内に「キーワード」を含める
の2つがポイントだといえます。
3分でできる!メルマガタイトルの作り方
この章では、メルマガのタイトルを3分で作る手順をくわしく解説します。
メルマガタイトルの作り方(1)「誰に」と「何を」を考える
初めに、メルマガで「誰に」「何を」伝えるかを考えます。
誰に伝えるかは、以下を言語化できていればクリアです。
- 役職
- 例:新卒/担当者レベル/上司/学生
- 状況(お悩み)
- 例:仕事の結果が芳しくない/業務量が多い/眠れない夜が続く
- 知識レベル
- 例:何も知らない/用語は知っている
それぞれの項目について、一言ずつ言えるようにしておきましょう。くわしくは別記事「3分でメルマガのターゲットを作る|テンプレート付き解説書」にまとめています。
次は、何を伝えるかを考える段階です。何を伝えるかは「このメルマガの内容を一言で言うと?」に答えればクリアです。つまり、メルマガの要約です。
仮にこの記事がメルマガだとしたら、答えは「メルマガタイトルの作り方」となります。
なぜ真っ先に要約を考えるのか。その理由は、要約がメルマガタイトルの本質だからです。本質をタイトルから省いてしまうと、メルマガの内容が読者に正しく伝わりません。
もし上手く要約できないとしたら、そのメルマガが「1テーマ」ではないからかもしれません。1つのメルマガにいくつもの内容を盛り込むと、メルマガが読みづらくなるばかりか、タイトル作りが難しくなります。
「1メルマガ1テーマ」には、タイトルが作りやすくなる以外にもメリットがあります。ネタの節約になる、読みやすくなる、などです。加えて、1つのテーマを深堀りできれば、複数テーマを少しずつ列挙するよりも読み応えのあるメルマガになるでしょう。
メルマガタイトルの作り方(2)4つのテクニックでまとめる
メルマガが「誰に」「何を」を伝えるものなのかわかったら、次に2つの要素を短い一文にまとめてみましょう。
タイトルを短く整えるには、以下の4つのテクニックを活用できます。
「入れ替え」は私たちがよく使うテクニックです。タイトル中の情報のうち、もっとも読者を惹きつける情報をタイトル前半に設置します。読者がスマートフォンでメルマガを受信した場合、受信ボックスに表示されるタイトルの文字数は20文字前後です。タイトル後半の情報は、読者の目にすら入らない可能性があります。
・「テレワークもう疲れた」を解消する、オンラインのコミュニケーション術
・ウェビナートラブル&対策まとめ
・展示会に代わるリード獲得機会を作るには?製造業DXのお悩みを解決します
情報の「削除」も欠かせません。短くできる表現、なくても伝わる表現をどんどん削除しましょう。
「〜という」「〜のような」「〜すること」
無料eBook「誰でも80点以上の文章が書ける ライティングテクニック39選」では、記事では紹介しきれなかったライティングテクニックを大公開しています。修正前と修正後の文章を見くらべやすく、すぐに参考にできるeBookです。わかりやすい文章の書き方を学びたい皆様におすすめです。
「言い換え」のポイントは長い表現を減らすことです。「同じ意味だが文字数が異なる」とき、私たちはより短い表現を優先します。
たとえば、以下のような言い換えが可能です。
- ミーティング→会議
- リモートワーク→テレワーク
- メルマガのタイトル→メルマガの件名
- オンラインセミナー→ウェビナー
- アーカイブ配信→見逃し配信
もちろん文字数だけでなく、読者に伝わる語句に言い換えることも大切です。
最後に「整理」です。タイトル原案を削ったり入れ替えたりすると、タイトルの核となる「メルマガの内容」が伝わらなくなったり、日本語として不自然なタイトルになったりします。伝えたい情報が伝わり、かつ日本語として自然になるように、適宜記号を用いながら表現を整理します。
・ウェビナーの意外な落とし穴「配信環境」|開催直前でもできる6つの工夫
・メルマガ改善はここから始める!開封率・クリック率の優先順位付
私たちは、メルマガタイトルを区切るために「|(バーティカルバー)」や「!」「?」を多く活用しています。
「メルマガの企画方法|「何から書けばいいかわからない」を解決するテンプレートつき」では、メルマガの企画時に押さえておく項目を7つご紹介しています。ぜひごらんください。
メルマガの開封率を測る
メルマガのPDCAを回すためには効果測定が欠かせません。メルマガタイトルの出来の良し悪しは、開封率をチェックして評価しましょう。
参考までに、メルマガの平均開封率はおよそ20%前後です。
メルマガ開封率の平均には、自社と関係のない業界の開封率も含まれます。そのため、この数字は参考程度に覚えておきましょう。すでに送った過去のメルマガよりも開封率をあげることが大切です。
メルマガ開封率の仕組み、基礎、平均などの情報は「業界別で見るメルマガ平均開封率&開封率を上げる4つの工夫」にまとめました。あわせてごらんくださいませ。
メルマガの開封率を検証するにはMAがおすすめ
開封率など、メルマガの効果を測るためにはツールが必要です。
私たちがおすすめするツールは、マーケティングオートメーション(MA)です。MAとは、メール配信や顧客管理機能などを備えた、利用者のマーケティングと営業活動を支援するツールです。
MAでメルマガを配信すると、開封率やクリック率が自動で計測されるため、面倒な集計作業をすることなく、メルマガ結果をまとめた分析レポートを閲覧できます。
数値分析だけでなく、メール開封後「自社のどのようなwebサイトを閲覧したか」といったお客さまの行動もわかるため、お客さまの反応を見ながらメルマガを改善できるのが強みです。
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※この記事は、2022年10月21日に更新しました。