メルマガファーストビューとは?クリック率やCV率が向上する工夫をご紹介
- 「クリック率がぜんぜん上がらない」
- 「メルマガはファーストビューが大事だと耳に挟んだけど、ファーストビューってそもそも何?」
みなさんは、このようなお悩みを抱えていないでしょうか。私たちが開催している「読んでもらえる。商談に繋がる。メールマーケティングの成功法則セミナー」にも、クリック率に悩まれるメルマガ担当者が多くいらっしゃいます。
私たちは、クリック率を改善する際は、まずメルマガのファーストビューの改善から手掛けることをおすすめします。メルマガのファーストビューとは、読者がメルマガを開封したときに、スクロールせずに表示される範囲のことです。
この記事では、メルマガファーストビューの概要に始まり、メルマガクリック率やCV率をあげるための工夫や、見落としがちな、メルマガファーストビューを損なう要因をご紹介します。
この記事のもくじ
メルマガのファーストビューの概要
まずは、「メルマガのファーストビューとは何か」「なぜメルマガはファーストビューが大切なのか」をお話しいたします。この章の内容を理解しておくことで、後半にお話しする「ファーストビューの工夫」を、より理解できるようになるはずです。
メルマガのファーストビューとは
メルマガのファーストビューとは、読者がメルマガを開封したときに、スクロールせずに表示される範囲のことです。つまり、メルマガのファーストビューは、読者が開封して真っ先に目に入る範囲と言えます。
下記の画像は、当社が配信するメルマガ「マケフリメルマガ」のファーストビューです。
ファーストビューには、さまざまな要素が含まれています。以下の項目は、一般的なファーストビューに含まれている要素です。
- メルマガの件名
- 差出人名
- 企業ロゴ
- メルマガ名(私たちの場合、『マケ便』)
- あいさつ
- 本文の冒頭
- リンク
メルマガのファーストビューが大切な理由
メルマガのファーストビューが大切な理由は、メルマガのファーストビューが、クリック率やCV(コンバージョン)率に影響を与えるためです。
多くのメルマガは、読者に開封していただくだけでは意味がありません。メルマガの目的は、読者に読んでいただいた上で、リンクをクリックしていただき、CVに繋げることです。
読者は、メルマガのファーストビューを見て、「このメルマガを読むかどうか」を判断します。つまり、読者がメルマガを開封した後の「次の行動」は、メルマガのファーストビューによって決まると言っても過言ではありません。
メルマガファーストビューでクリック率やCVをあげる4つの工夫
この章では、メルマガファーストビューでクリック率やCVをあげるために実施するべき4つの工夫をご紹介します。
工夫1:メルマガのファーストビュー内にリンクを設置する
読者にクリックしていただきたいリンクは、メルマガのファーストビューに設置しましょう。なぜなら、リンクをメルマガのファーストビューに設置すると、クリック率が高まる傾向があるからです。
ただし、「ファーストビューにだけ」リンクを入れておけばよいわけではありません。なぜなら、読者はファーストビュー以外でもリンクする可能性があるからです。
そのため、本文途中や最後にもリンクを設置しておくのが無難です。
工夫2:リンク前後の文をしっかり書く
メルマガのファーストビューにただリンクを設置したからといって、クリック率が急増するわけではありません。読者がリンク先に魅力を感じるように、リンク前後の文章をしっかり書きましょう。
リンク前後の文章は、いわば「リンク先を紹介するためのキャッチコピー」です。
たとえば、下記の文章は、私たちが「権威性」「人気」「共感」など、コピーライティングのテクニックを意識して執筆したメルマガ本文です。
上画のように、リンクへ繋ぐ導入文をしっかり書くことで、私たちはCV数を2、3倍にできました。
工夫3:読者が読みやすいメルマガファーストビューにする
メルマガのファーストビューは、読みやすいレイアウトにすることが大切です。メルマガのファーストビューが、改行や空行のない、文字びっしりのレイアウトだと、読者は一気に読む気を失ってしまいます。
たとえば、読者が読みやすいレイアウトにする工夫は、
- 文字サイズは小さすぎたり大きすぎたりしないように(最低10pt)
- 伝えたいメッセージはボールドに
- 2〜3行で適度に改行する(改行のしすぎや内容のまとまりを分断する改行はNG)
- リンクはアンカーテキストや画像
- 横幅は適切に(横幅600pxを推奨)
などが挙げられます。
メルマガのファーストビューは、読みにくいレイアウトになっていなければ、画像中心でも文字中心でも、どちらでもかまいません。
工夫4:ファーストビューでメルマガを読む価値を伝える
読者の中には、メルマガを最後まで読んでからリンクをクリックする方もいらっしゃいます。読者に本文を最後まで読んでいただくために、ファーストビューで「このメルマガを読む価値」を伝えましょう。
読者は、自身に読む価値があるメルマガしか読みません。そして、多くの読者は、メルマガを開封したあと、メルマガのファーストビューから、読む価値のあるメルマガかを判断します。
そのため、メルマガのファーストビューで「このメルマガを読む価値」が伝わらなければ、読者は「このメルマガには自分の求めていた内容がない」と判断し途中離脱してしまいます。
メルマガのファーストビューは、かならずメルマガを読む価値が伝わるように執筆しましょう。
見落としがちな、メルマガファーストビューを損なう要因
前章まででご紹介した、クリック率やCVをあげるメルマガファーストビューの工夫を講じたとしても、それらの工夫がメルマガファーストビュー内に表示されなければ、意味がありません。
そのため、メルマガのファーストビューに表示される情報量を増やすためにも、不要な情報を記載しないことも大切です。この章では、見落とされがちな、メルマガのファーストビューを損なう要因をご紹介します。
1:長すぎる件名はファーストビューを圧迫する
メルマガの件名が長いと、件名が2行、3行になり、メルマガのファーストビューを圧迫します。この傾向は、読者がスマートフォンでメルマガを閲覧する際に顕著です。
開封前のメルマガの件名は、前半20文字くらいしか表示されません。受け取るデバイス次第では、件名がすべて表示されますが、長すぎる件名は、最後まで読んでいただけないでしょう。
メルマガの件名は、執筆者がもっとも力を入れる箇所の1つです。しかし、「件名が長すぎることの弊害」も覚えておきましょう。
2:大きすぎるロゴはファーストビューを圧迫する
多くのメルマガ担当者は、ブランディングの観点からメルマガのファーストビューに、自社の企業ロゴを挿入します。私たちも、メルマガのファーストビューに企業ロゴを入れています。
ただし、企業ロゴを入れる際は、ロゴを大きくしすぎないように注意しましょう。大きい企業ロゴは、メルマガのファーストビュー圧迫してしまうためです。
もちろん、メルマガで一番アピールしたいポイントが企業ロゴの場合は、企業ロゴを大きく見せても構いません。しかし、そのようなメルマガは得てして読者目線ではありませんし、開封していただけてもロゴだけ見て離脱する可能性が高いため、おすすめしません。