集客できるウェビナータイトルの作り方|3ステップでご紹介

ウェビナーのタイトルは、ウェビナーの内容をお客さまに正しく伝え、期待値をコントロールしたり、ウェビナーを魅力的に見せたりする役割を担います。すなわち、ウェビナーのタイトルは集客数や満足度に直結します。

この記事では、私たちがウェビナータイトルを何度も作成してわかった、集客できるウェビナータイトルの作り方をご紹介します。この方法で作成したタイトルで、私たちマケフリ編集部は年間2800名ほどの方をウェビナーに集客しています。

みなさまのご参考になれば幸いです。

3ステップで作る。集客できるウェビナータイトルの作り方

ウェビナータイトルは、次の3ステップで作ります。各ステップの詳細は、次の章でご説明します。

ウェビナータイトルは、サブタイトルとメインタイトルの2つの構成要素から成り立ちます。サブタイトルには、お客さまの興味を喚起する役割があります。メインタイトルにはウェビナーのテーマや対象受講者を明示する役割があります。

私たちのウェビナータイトル「集客できる。商談につながる。自社セミナーの作り方講座」は、「集客できる。商談につながる。」がサブタイトルで、「自社ウェビナーの作り方講座」がメインタイトルにあたります。

サブタイトルとメインタイトルは、それぞれ作り方が異なるため、分けてご紹介します。

1:サブタイトルの作り方

サブタイトルは、次の流れで決めます。

  1. お客さまのお悩みの解像度を上げる
  2. ウェビナーの提供価値を洗い出す
  3. ウェビナーの最重要提供価値を決める
  4. 最重要価値を、サブタイトルで表現する

具体的な作成手順は、順を追ってご説明します。

お客さまのお悩みの解像度を上げる

集客できるウェビナータイトルを作るには、まずは、お客さまが抱えるお悩みの解像度を上げましょう。

お客さまのお悩みの解像度を上げ、理解を深めることで、お客さまに「聞いたらメリットがありそう」と思っていただけるタイトルを作れるからです。

お悩みの解像度を上げる手段に、言語化があります。言語化の役割は、お悩みの解像度を高めるだけではありません。複数人でタイトルを決める場合に、お互いの認識のズレを防ぐ役割もあります。

言語化が難しい場合、お客さまに直接お悩みを聞いたり、営業にお悩みを聞いたりすると、ヒントが得られるでしょう。

参考:お客さまのお悩みをもっと解像度上げるには

お悩みの解像度を上げるには、さまざまな角度からお客さまのお悩みを深掘りする必要があります。

たとえば、お客さまが抱えるお悩みは「組織や企業が抱える課題」と「担当者個人が抱える課題」の2つの要素を持っています。どちらの課題を押し出すか考えるだけでも、解像度を高めることができます。

「担当者個人が抱える課題」を例に取れば、担当者個人が抱える漠然とした不安をさらに分解してみましょう。分解すると、不安や悩みの原因がわかりやすくなります。

ウェビナーの提供価値を洗い出す

ウェビナーの提供価値には、主に次の要素があります。

ここで洗い出す価値とは、あくまで「お客さまにとっての価値」です。「お客さまは、このウェビナーのどこに価値を感じてくださるか」を、顧客視点で考えてみましょう。

もし上手くイメージできない場合は、お客さまのお悩みの解像度が十分でないのかもしれません。前のステップに戻って、もう1度お客さまのお悩みを言語化し直してみましょう。

タイトルに盛り込む提供価値は、最終的に1つに絞りますが、この段階ではできる限り多くの価値を洗い出してください。

洗い出した提供価値を1つに絞る

字数の関係で、ウェビナーのサブタイトルに盛り込める提供価値には限りがあります。そのため、洗い出した提供価値の中から、サブタイトルに入れるべきもっとも重要な価値(最重要提供価値)を絞る必要があります。

この作業は、多くのウェビナー担当者さまがつまずきます。たいていの場合、洗い出した価値すべてが魅力的で、「全部捨てがたい提供価値だ」と感じるからです。そのため、少し丁寧に解説します。

提供価値の絞り込みにおいて、経験上「すんなり行くパターン」と「議論が難航するパターン」の2パターンがあります。

すんなりいくパターンは、登壇者や登壇企業の知名度がある場合です。この場合、「Amazonの〜〜戦略から学ぶ」「Googleの〜〜氏が語る」といった、多くのお客さまにとって魅力となりやすい要素が明確です。

一方の「議論が難航するパターン」では、「お客さまのお悩み解決」を軸にサブタイトルを考える場合です。この場合、「何がお客さまにとっての、もっとも大きな課題なのか」を考えなければなりません。

たとえば、あなたのウェビナーの提供価値が「わかりやすい文章が書けるようになる」ことと、「売れる文章が書けるようになる」ことだったとしましょう。この2つを比較したとき、どちらがお客さまとって刺さる価値なのか、あなたはわかりますか。おそらく、ここが担当者間で意見が割れるポイントでしょう。

このように議論が難航したり、提供価値をうまく絞り込めなくなったりしたときに、あなたが取れるオプションは3つあります。

  1. 集客したいターゲット顧客を振り返る
  2. お客さまや営業担当者にヒアリングする
  3. えいや、で決める

1つ目は、集客したいターゲット顧客を振り返ることです。BtoBにおけるウェビナーのほとんどは、商談(からの受注)を作ることがゴールです。つまり、「自社の商材を買っていただけそうな顧客」を集める必要があります。この軸で、どの価値を絞り込んだらよいかを考えるのです。

2つ目は、お客さまや営業担当者にヒアリングすることです。マーケティング活動におけるヒントや答えは、お客さまが持っています。お客さまに直接ヒアリングすることが難しければ、社内の営業担当者に聞いてみるのもよいでしょう。

3つ目は、「えいや」で決めてしまうことです。提供価値の絞り込みは、サブタイトル設定において重要なステップですが、30分や1時間かけるステップではありません。考えてもわからなければ、えいやで決めて試してみましょう。特に、あなたがウェビナーを定期開催しようとしているなら、早く初めて、適宜修正していくほうが上手くいきます。

絞り込んだ価値を、サブタイトルで表現する

サブタイトルは、最重要価値が集客したい相手に伝わる表現にします。引きの強さを意識したキャッチーなタイトルや、無理に短くしたタイトルにした結果、表現したいメッセージがターゲットに伝わらなくなってしまっては本末転倒です。

「短すぎて伝わらないセミナータイトル」よりは、「多少長くても伝わるセミナータイトル」にしましょう。

ご参考までに、当社の事例を紹介します。

私たちが定期開催しているウェビナーの1つ「集客できる。商談につながる。自社セミナーの作り方講座」は、もともと「自社開催セミナーのレシピ・セミナー」というタイトルでした。

「レシピ」という表現はキャッチーですが、そのセミナーが何について教えてくれるのかは、よくわかりません。実際のところ、このタイトルのときの集客数は芳しくありませんでした。

ウェビナーに参加したお客さまのアンケートを参照したところ、お客さまの主なお悩みは「集客数が目標に届かない」「ウェビナー後に商談につながらない」ことだとわかりました。

そこで、主なお悩みが解決できるサブタイトル「集客できる。商談につながる。自社セミナーの作り方講座」に変更しました。ターゲットのお悩みに即した最重要価値をストレートに表現した結果、これまでより集客数が2.2倍になりました。

2:メインタイトルの作り方

メインタイトルは、ウェビナーのテーマ、つまり「何についてのセミナーなのか」、そしてウェビナーの受講対象者、つまり「誰にとってのセミナーなのか」を示す役割を持ちます。

たとえば、弊社のウェビナー「集客できる。商談につながる。自社セミナーの作り方講座」の場合、「自社セミナーの作り方」がトピックであることを示しています。受講対象者は当然、「これから自社セミナーを作りたい方」になります。

メインタイトル作りは、サブタイトル作りよりもかんたんです。ウェビナーの企画やサブタイトル作成の段階で、おおかた「どのような人が受講対象者か」「どのようなトピックについて話すか」という議論が済んでいるからです。

メインタイトル作りでは、今まで洗い出してきた要素を組み合わせればよいのです。メインタイトル作りにおける注意点は、たった1つ。「相手にきちんと伝わる表現にすること」です。

先ほども例に挙げましたが、自社セミナーのレシピ・セミナーよりも、自社セミナーの作り方講座のほうが、お客さまにトピックが伝わりやすいですよね。無理にキャッチーにする必要はありません。

3:タイトルの磨き方

最後に1と2で作ったサブタイトルとメインタイトルを磨き、ウェビナータイトルの完成です。

私たちが日頃実践している、ウェビナータイトルの磨き方をご紹介します。

タイトルの文字数を極力削る

サブタイトルとメインタイトルは、表現したいメッセージが伝わる範囲で、必要最小限の文字数にしましょう。長すぎるタイトルだと、ウェビナーの価値がお客さまに一瞬で伝わないからです。

ご参考までに、当社の定期開催ウェビナーのタイトル文字数は23文字〜31文字程度です。

ウェビナータイトルに入りきらなかった要素は、集客ページや、ウェビナー告知サイトの説明欄で表現しましょう。

セミナー集客ページを改善したいなら
セミナー集客ページの作り方について、「セミナー集客サイトの作り方とセミナー集客ための3つの工夫と5つの要素」でまとめています。あわせてごらんください。

表現を変えてみる

同じ意味合いの言葉でも、表現次第でウェビナーに興味を持っていただけるお客さまの層や数に差が生じます。たとえば、「インサイドセールス組織の作り方」と「インサイドセールス組織の立ち上げ方」とも言い換えられます。

ウェビナー参加者のアンケートの自由記入欄を参照したり、集客したい層のお客さまに馴染みが深い表現を営業に聞いたりして、集客したいお客さま層に訴求できる表現を選びましょう。

重要なメッセージを左に配置する

自社のメルマガやウェビナー告知サイトでウェビナーを集客する場合、メッセージの配置が重要です。

一般的に、人は最初に目に入った文字情報で内容を判断し、文字を読み進めるかを決めます。そのため、後半に重要なメッセージを配置すると、文字表示に制限があるメールやウェビナー集客サイトによっては、お客さまが重要なメッセージを認知する前に読み飛ばしてしまう懸念があります。

自社のブランドを傷つけないか確認する

タイトルを考える際は、「そのタイトルによって、自社のブランド価値(ブランド・エクイティ)を毀損しないか」をかならず考えましょう。

たとえ集客が見込めても、ブランド価値を毀損するタイトル設定は、長い目で見ればあなたの会社にとってプラスに働きません。一度失われたブランドイメージは、そうかんたんには取り戻せないのです。

とはいえ、多くのご担当者さまにとって、「自社のブランドとは何か」を正確に理解し、言語化するのは難しいでしょう。そこで、ブランド価値の毀損を避けるための、とっておきの方法をご紹介します。

それは、「なんかこの表現、うちっぽくないな」という、いわばあなたの「直感センサー」をフル活用することです。あなたの直感センサーに引っかかる表現は、たいていあなたの会社のブランド価値からずれています。

念のため、完成したタイトルは先輩や上司にも見せてみましょう。「なんかこれって、売り込み感強くない?」「このタイトルは、うちのイメージとずれないか?」といったコメントをいただけることでしょう。

※この記事は、2021年11月5日に更新しました。