眠っているホワイトペーパーを2分で再活用!NotebookLMで「解説動画」を作ってみた

時間と情熱をかけてつくったノウハウ記事や資料が、読まれずに眠ってしまう。そんな経験はありませんか?

「内容は良いのに、なかなか最後まで読んでもらえない」「文字ベースの情報が苦手な層に届けきれない」。情報があふれる今、コンテンツ作成者が抱えやすい悩みです。

今回はGoogleの最新AIツール「NotebookLM」を使い、当社が公開しているホワイトペーパーをラジオ感覚で聴ける「解説動画」に変換する実験をしてみました。

想像以上に発見が多かったので紹介します。

文字がスッと耳に入る!既存の資料を解説動画に

あるお客さまから「NotebookLMで既存コンテンツを音声ラジオにすると良いらしい」と教えていただきました。

当社には蓄積してきたホワイトペーパーや記事があります。そこで「営業管理者なら知っておきたいExcelとSFAツール 4つの違い」(PDF)をでNotebookLMに読み込ませ、「音読」機能で音声ラジオ化してみました。

結果、かなりの完成度でした!

内容に不自然さはほとんどなく、ナレーションも思いのほか滑らか。ところどころAI特有のイントネーションがあるものの、要点を2分弱の動画にまとめてくれたことに驚かされました。

音声であれば、文字を読むことに抵抗がある方でも耳だけで内容をつかめます。移動中や作業の合間に活用していただくこともでき、「学びのハードル」をぐっと下げられそうです。

遊び心で試した「解説動画」生成が見せてくれた可能性

音声化がうまくいき、次に気になったのがNotebookLMの「動画作成」機能です。しかも、解説のトーンまで指定できるとのこと。試しに、あえて可愛いトーンを選んでみました。

数分後に生成されたのは、かなり愛らしいビジュアルとナレーションの解説動画。思わず社内で和んでしまうほどの可愛さですが、内容の正確さはそのまま。これはこれで新しい可能性を感じます。

お客さま向けのコンテンツなら、プロンプトを工夫してプロフェッショナル寄りのトーンに調整する必要はありますが、手軽に新しい形式のコンテンツを生み出せる点には、大きな価値があります。

眠るコンテンツを活かすヒント

今回の実験で感じたのは、この2点です。

1つ目は、社内向けコンテンツとの相性が抜群だということ。外部向けに凝った動画をつくる必要はなくても、社内メンバーが短時間で内容をつかむための「理解促進ツール」としては非常に優秀です。新メンバーのオンボーディングや社内トレーニングに、文字コンテンツの即時動画化は大きく役立ちます。

もうひとつは、トーン調整の自由度です。お客さま向けなら落ち着いたトーン、社内の若手教育なら熱量を持たせるなど、伝える相手に合わせて調整できることで、同じ内容でもまったく違うコンテンツになり得ます。

ホワイトペーパーや記事を眠らせておくのではなく、別の形に変えて再利用することで、学びのハードルはもっと下げられます。

今後もKairos3のメディア「マケフリ」では自分たちで実践して得られた学びをどんどん発信していきます!ぜひマーケティングや営業にご活用いただけるとうれしいです。

この記事を読んだ人におすすめ