知っておきたい!「Kairos3」を使ったスパム登録対策の基本
マケフリ編集部では、MA/SFA一体型プラットフォーム「Kairos3」を提供し、マーケティングや営業活動の効率化、そして施策の振り返りをサポートしています。この記事では、「この悩み、ツールでどうやって解決できるの?」にお答えする具体的な方法を紹介します。
Webフォームに意味不明な文字列の登録、いわゆる「スパム登録」が発生すると、処理に多大な時間と労力がかかります。当社でも過去に一晩で18,000件ものスパム登録が発生し、対応に追われた経験があります。
しかし、「Kairos3」の標準フォームには簡単な設定でスパム登録を軽減する機能が備わっています。今回は、私たちが実践している2つのスパム対策をご紹介します。
この記事のもくじ
「Kairos3」でスパム登録を弾く方法1 「reCAPTCHA v3」を適用する
Google社が提供する「reCAPTCHA v3」は、スパム判定を自動で行うセキュリティ機能です。「Kairos3」の標準フォームなら簡単に導入可能で、数クリックで設定が完了します。
設定するには、まず「インバウンドキャンペーン」の中から登録フォームを選び、設定したいフォームの編集ボタンをクリックします。次に、編集画面内で見出しなどを調整するセクションの中ほどにある「reCAPTCHA」の項目を探し、「reCAPTCHA v3」を選択して設定を保存すれば完了です。
なお、この機能はスパム登録を完全に防止するものではないこと、また標準フォーム以外では利用できないことにご注意ください。
「Kairos3」でスパム登録を弾く方法2「登録拒否メールアドレス」を設定する
スパム対策をさらに強化したい場合は、「登録拒否文字列」の設定がおすすめです。特定の文字列を含むメールアドレスからの登録を拒否できるため、スパムや特定の競合からの登録を防げます。
設定するには、「インバウンド」から「フォーム公開設定」に進み、該当するキャンペーンを選んで編集画面を開きます。その中にある「詳細設定」に進み、「登録拒否メールアドレス」の項目に拒否したい文字列を入力して保存すれば完了です。
登録拒否メールアドレスに入れるべき情報
競合対策の場合、競合のドメイン(例:@competitor.com)を設定すれば、そのドメインからの登録をブロックできます。
スパム対策の場合、スパムに多い特徴的なパターンを参考に設定するのが効果的です。たとえば下記のような内容です。
意味不明な文字列: 一般的にスパムで使われがちな「test」「dummy」「xyz」「abc」などの単語を含むアドレス。
フリーメールの一部: スパム送信でよく使用される特定のフリーメールアドレスのパターン。@tempmailや@10minutemailなど。
また、 見慣れない記号や文字列の頻出パターンを見つけた場合、それらを含む文字列を設定しましょう。
スパム対策は完全ではないため、状況に応じてリストを調整する必要があります。特に誤検知が発生しないよう、通常の登録者に影響が出ないかを事前にテストしてください。
「Kairos3」で作るフォームの種類を比較:ニーズに合わせた選択を
Webサイト運営において、顧客情報を収集するためのフォームは欠かせません。しかし、フォームの設置にはさまざまな選択肢があります。ここでは、「Kairos3」で作成できる「標準フォーム」「埋め込みフォーム」「カスタムフォーム」の3つを比較し、それぞれの特徴を解説します。
標準フォーム
標準フォームは、HTMLの知識がなくても簡単に作成・更新できる点が最大のメリットです。スパム対策も簡単に設定できるため、運用コストを抑えつつスムーズな管理が可能です。ただし、デザインやレイアウトの自由度は限られており、シンプルなフォームを迅速に公開したい場合に適しています。手軽に導入でき、メンテナンスの手間を減らしたいと考えている方におすすめです。
埋め込みフォーム
埋め込みフォームは、既存のWebサイト内にそのままフォームを設置できるため、運用しているサイトとの一体感を保ちたい場合に便利です。しかし、フォームのレイアウトがWebサイトのデザインとずれてしまう可能性があり、Googleアナリティクス(GA)で正確な計測ができない場合もあります。すでにサイトが構築済みで、ある程度デザインにこだわりたい方には、このタイプのフォームが適しています。
カスタムフォーム
カスタムフォームは、自由度が高く、独自のデザインや機能を備えたフォームを作成できます。自社のデータベースとの高度な連携が必要な場合にも対応可能です。ただし、専門的な知識が必要で、Web制作のリソースを確保する必要があります。また、スパム対策の設定には注意が必要です。独自の要件に応じた柔軟なフォームを構築したい場合に最適です。
どのフォームを選ぶべき?
運用の手軽さを重視するなら「標準フォーム」、デザインとWebサイトの一貫性を求めるなら「埋め込みフォーム」、高度なカスタマイズが必要なら「カスタムフォーム」が最適です。それぞれの特徴を理解し、ニーズに合ったフォームを選びましょう。
フォーム作成の基本から設定のコツまで、初心者にも分かりやすく解説するセミナー動画を公開中です。
以下のリンクからぜひご覧ください!
https://k3.kairosmarketing.net/form/1stformsetup_archive
まとめ
スパム登録の処理に悩んでいる方は、ぜひこれらの設定をご検討ください。わからないことがあれば、お気軽にお問い合わせください。あなたのWebフォームが、より安心・安全なものになるはずです!