コンテンツマーケティングの調査レポート|コンテンツマーケティングの概要から課題まで解説します

コンテンツマーケティングとは、ユーザーにとって価値のある情報を発信することで、ユーザーをファン化し、ウェブ問い合わせや製品購入などの行動へ繋げるマーケティング手法です。

コンテンツマーケティングにまつわる調査データを、この記事では網羅的にまとめました。コンテンツマーケティングについてくわしく知りたいマーケティング担当者のお役に立てば幸いです。

コンテンツマーケティングの概要についての調査レポート

コンテンツマーケティングの台頭によって、現在のWebの購買行動は、DECAXという構造が主流になっています。

DECAXは、Discovery(発見)から始まるユーザーの購買行動です。コンテンツマーケティングは、一方的に広告を送るマーケティングではなく、ユーザーに「発見してもらう」マーケティング手法です。コンテンツマーケティングは、ユーザーが自ら情報にたどり着くDECAXに合致した手法といえます。

ユーザーの70%は、製品購入の前にコンテンツを介して学習している

コンテンツマーケティングに関するSmartInsights社の調査によると、インターネットで製品を購入したユーザーの70%が、コンテンツを介し自ら学習してから製品を購入します。

上記の調査結果を裏付けるように、情報調査会社ニールセン・インサイトの調査によると、日本において、お客さまが新製品を認知したきっかけは、1位が「インターネット検索」です。

昔と違って、ユーザーは自分で気軽に情報を取得し、さらに情報を取捨選択できるようになりました。そのため、ユーザーにとって価値のある情報を提供するコンテンツマーケティングに力を入れる必要性が高まっています。

コンテンツマーケティングはユーザーとの関係を保つために実施されている

CONTENT MARKETING INSTITUTE社の調査によると、マーケターの77%は、コンテンツマーケティングを「ユーザーとの強固な関係を保つため」に実施しています。

コンテンツマーケティングを行なって質の高い情報を発信し続けることで、ユーザーはあなたの会社が発信する情報を好意的に受け取るようになります。コンテンツマーケティングを通してあなたの会社のファンになってくださったユーザーは、機会があれば、あなたの会社から商品を購入しようと考えるため、見込み客(リード)になります。

見込み客の獲得(リードジェネレーション)について
見込み客の獲得は、リードジェネレーションと呼ばれます。リードジェネレーションの重要性や手法については、別記事「リードジェネレーションとは?1番わかりやすい入門編」にまとめてございますので、ぜひごらんください。

コンテンツマーケティングは少人数で実施されている

コンテンツマーケティングに関する同調査によると、コンテンツマーケティングに従事する企業の53%が、小さいチームか1人でコンテンツマーケティングを実施しています。

一方で、コンテンツマーケティングにまつわる同調査によると、まだコンテンツマーケティングを実施していない企業の67%は、コンテンツマーケティングを実施しない理由として「チームが小さい」ことを挙げています。

コンテンツマーケティングを小さいチームで実施する企業は実は多く、このオウンドメディア「マケフリ」も、比較的小さい5人チームで運営しています。

コンテンツマーケティングの手法に関する調査レポート

コンテンツマーケティングにまつわるSEMrush社の調査によると、86%のマーケターが、コンテンツマーケティングの手法として、オウンドメディアを活用しています。オウンドメディアとは、自社で運営・情報発信を行うブログ形式のサイトを指します。

コンテンツマーケティングに多く使用されている手法は、「オウンドメディア」の他に「メールマーケティング(67%)」、データを図解化する「インフォグラフィック(45%)」があります。

コンテンツマーケティングの手法にまつわる調査レポートを、この章ではご紹介します。

オウンドメディアの文章量はどんどん増えている

調査によると、オウンドメディアの文章量は年々長くなっている傾向にあります。

オウンドメディアは、主にSEO(検索エンジン最適化)で集客します。SEOとは、Googleなどの検索エンジンからの直接検索を増やし、サイトの流入数を増やす施策です。

Googleは、検索ページの1ページ目には、上位10コンテンツしか表示しません。検索結果の1ページ目に表示される数は、コンテンツが増えても変わりません。したがって、コンテンツマーケティングに参入する人が増えるほど、検索結果上位を狙うことが難しくなります。

オウンドメディアの文章量が増えた理由は、コンテンツマーケティングに参入する人口が増え、検索上位を狙う競争が激化したためと推測できます。
Orbit Media Studios社の調査によると、1500ワードから2000ワードの記事が、2018年から2019年にかけて大きく増えています。

また、同調査によると、「オウンドメディア執筆者が、もっとも高い効果を実感した記事の文章量」は、2000ワード以上です。

メールマーケティングは費用対効果の高いコンテンツマーケティングである

BUSINESS 2 COMMUNITY社の調査によると、メールマーケティングは、1ドルのコストで40ドルの収益をもたらします。メールマーケティングの費用対効果の高さは、その他のマーケティング手法とくらべても高水準です。

メルマガの網羅的な調査レポートもございます
メルマガとは、自社サービスの販売促進や、顧客のファン化を目的として、定期的にメールを配信する、メールマーケティング手法のひとつです。メルマガをコンテンツマーケティングの手法として使いたいとお考えのマーケティング担当者は、ぜひ「メルマガの徹底調査レポート!網羅的にわかるメルマガの現在」をごらんください。

SNSマーケティングでもっとも使われるアプリは「Facebook」

sproutsocial社がまとめた調査によると、2016年から2020年にかけて、マーケターが活用するSNSプラットフォームは、Facebookが1位です。

コンテンツマーケティングの課題に関する調査レポート

コンテンツマーケティングが現在抱えている課題にまつわる調査レポートを、この章ではご紹介します。

コンテンツマーケティングは「費用対効果の計測」が難しい

CONTENT MARKETING INSTITUTE社の調査によると、コンテンツマーケティングの費用対効果が計測できている企業の割合は、35%です。47%の企業は、費用対効果の計測ができていないと答えています。

コンテンツマーケティングの費用対効果を計測していない理由の中で、もっとも多かった理由は、「企業側から提出を要請されない」と「かんたんに計測をできる方法を知らない」です。

コンテンツマーケティングは、コンテンツごとに効果の測定方法が変わります。たとえば、オウンドメディア自体が収益化している場合は、アクセス数や広告クリック数が、効果測定の目安です。

一方、オウンドメディア自体が収益化していない場合は、リード獲得数が目下の目標となります。そのため、収益化していないオウンドメディアは、多くの場合ホワイトペーパーのダウンロード数やメルマガ登録者数を効果測定の目安にします。

メルマガには4つのKPIがある。
メルマガは、効果測定に必要なKPIが4つあります。4つのKPIの詳細や、メルマガ運用時の3つのポイントをまとめた記事「5分でわかる。メルマガの効果測定で覚えておきたい4つのKPI」もぜひご参照ください。メルマガ 計測 参考

コンテンツマーケティングは「質の高いリードを創出するためのコンテンツ作成」が課題

SEMrush社の調査によると、コンテンツマーケティングに従事するマーケターの54%が、コンテンツマーケティングの課題は「質の高いリードを創出するためのコンテンツ作成」だと答えています。

質の高いリードを創出するには、質の高いリードを獲得するだけではなく、リードを育成するプロセス(リードナーチャリング)が大事です。リードナーチャリングは、まだ顕在化していない見込み客(まだまだ客)に興味づけを行い、顕在顧客(今すぐ客)にするプロセスです。

ユーザーに役立つ情報を定期的に配信するコンテンツマーケティングは、定期的にリードに接触し興味づけを促すリードナーチャリングとうまく噛み合います。

コンテンツマーケティングにおける外注は「ライター」がもっとも多い

同調査によると、コンテンツマーケティングに従事するマーケターの40%は、コンテンツ作成時に外注しています。もっとも多く外注されているコンテンツマーケティングのタスクは「ライティング」に関するものです。

コンテンツマーケティングにおいて、「ライティング」に関するタスクは、グラフィックデザインやビデオ編集よりも多く外注されています。

自社でノウハウを貯めている場合、コンテンツは自社で内製することをおすすめします。ユーザーのニーズを理解し、適切なコンテンツを提供するためには、執筆者がコンテンツを正確に理解している必要があるからです。コンテンツの内製には、担当者のスキルアップやノウハウの貯蓄、自社の顧客を見据えたコンテンツの作成などのメリットがあります。