マーケティングオートメーション(MA)の調査レポートまとめ

マーケティングオートメーション(MA)は、成約の見込み度を高めるために、見込み客(リード)情報を管理し、リードとのコミュニケーションを効率的に取るためのツールです。

今回は、マーケティングオートメーションにまつわる調査レポートを網羅的にまとめました。みなさまのお役に立てば幸いです。

マーケティングオートメーションの調査レポート:注目度

マーケティングオートメーションは、どの程度注目されているでしょうか。

マーケティングオートメーションは世界で56%の企業に導入されている

Emailmonday社の「The Ultimate Marketing Automation stats(2022)」によると、調査対象の企業のうち56%がマーケティングオートメーションを導入しています。

マーケティングオートメーションを導入している企業の割合は56%

しかし日本におけるマーケティングオートメーションの浸透率は低く、マーケティングオートメーションを開発・販売する私たちの肌感覚では、日本企業の導入率は15〜20%ほどだと感じています。

マーケティングオートメーション市場は拡大している

同じEmailmonday社の調査によると、マーケティングオートメーションの市場は順調に成長しており、2020年には72億ドルの市場を生んでいます。

加えてアメリカのマーケティングオートメーションの市場は毎年20%ずつ成長しており、2024年には141億ドルにまでのぼると予測されています。

マーケティングオートメーション市場は拡大していることを示した図解

63%のマーケターがマーケティングオートメーションを導入している/する予定

同様のEmailmonday社の調査によると、アンケートに回答したビジネスパーソンの63%が、マーケティングオートメーションを導入済み、あるいは導入予定だと答えています。

ビジネスパーソンの63%が、マーケティングオートメーションを導入済み、あるいは導入予定

マーケティングオートメーションは、市場の大きさや、導入を望むビジネスパーソンの多さから、注目を集めているといえるでしょう。

マーケティングオートメーションの調査レポート:導入の成果

マーケティングオートメーションの導入を検討するときは、コストパフォーマンスやメリットを考える必要があります。

この章では、マーケティングオートメーション導入の成果に関するデータについてご紹介します。

マーケティングオートメーションはコスパが良い

VentureBeat社の「Marketing automation best bets: 80% of companies increase leads, 77% increase conversions(2015)」という調査レポートによると、マーケティングオートメーションを利用しているマーケターの79%が、マーケティングオートメーションのコストパフォーマンスに不満はないと答えています。

利用者の56%は、マーケティングオートメーションの価格は安価もしくは適正価格と回答した

マーケティングオートメーションの導入費用は、ツールによって大きく異なります。マーケティングオートメーションを導入するときは、欲しい機能やリード数に応じて、自社に合ったツールを検討しましょう。

マーケティングオートメーションの機能をくわしく知りたい方へ
マーケティングオートメーション(MA)の機能まとめ|基本の「き」をまとめました」の記事では、マーケティングオートメーションの機能の基本をまとめています。ご参考になれば幸いです。

マーケティングオートメーションは導入から利益が出るまでの期間は1年以内

マーケティングオートメーションの利用者のうち97%は「ツール導入から実際に利益が出るまでに要した時間は1年以内だった」と回答したことが、Emailmonday社の「The Ultimate Marketing Automation stats(2022)」により明らかになりました。

さらに、利用者の半数以上は「ツール導入から半年以内に利益が出た」と回答しています。

マーケティングオートメーション導入から利益が出るまで、利用者の半数以上は「ツール導入から半年以内に利益が出た」と回答した

マーケティングオートメーション活用の1番のメリットは「時間節約」

GetResponse社の「What Is Marketing Automation and How Does It Work?(2021)」という調査レポートによると、マーケティングオートメーション導入の1番のメリットは「時間を節約できること」(30%)でした。

マーケティングオートメーションを導入する一番のメリットは時間を節約できること

その他のメリットは、「リード獲得(リードジェネレーション)」が22%、「収益の増加」が17%と続きます。

リードジェネレーションについてくわしく知りたいなら
リードジェネレーションとは、リード獲得を目的としたマーケティング活動の1つです。リードジェネレーションについては「リードジェネレーションとは?1番わかりやすい入門編」にくわしくまとめておりますので、あわせてごらんください。

マーケティングオートメーションを導入しない1番の理由は「専門知識の不足」

Emailmonday社の「The Ultimate Marketing Automation statistics overview(2022)」のレポートでは、マーケティングオートメーションを導入していない1番の理由は「専門知識の不足」(55.6%)でした。

マーケティングオートメーションを導入していない1番の理由は「専門知識の不足」(55.6%)

他の理由は、「人手不足」が48.1%、「マーケティングオートメーションに関する戦略の不足」が33.5%と続きます。

マーケティングオートメーションの導入事例のご案内
導入事例を知っておくと、マーケティングオートメーションの導入の成果が具体的にわかります。
当社が製造・販売するマーケティングオートメーション「Kairos3」の導入事例は、こちらのWebサイトにまとめています。「活用用途」「業種」「業態」ごとに検索できますので、ぜひごらんください。
他にも、導入事例をまとめた「Kairos3 MA 導入事例集」もあります。あわせてご参考になれば幸いです。

マーケティングオートメーションの調査レポート:リードナーチャリング

マーケティングオートメーションを活用して実現できる、見込み客の育成(リードナーチャリング)にまつわるデータをご紹介します。リードナーチャリングは、リードの行動を可視化するマーケティングオートメーションによって、グッと効率化できます。

リードナーチャリングとは

リードナーチャリングは、直訳すると「見込み客の育成」です。リードナーチャリングの目的は、メルマガやSNS、ウェビナーなどのマーケティング施策を通して、見込み客に自社製品への関心を深めていただき、今すぐ客に育てることです。

Marketing Donut社の「Why you must follow up leads」という調査レポートによると、会社に情報や資料を請求した顧客の63%は、3ヶ月以内に購買行動に移らない「まだまだ客」だといわれています。

資料を請求した顧客の63%は、3ヶ月以内に購買行動に移らない「まだまだ客」

マーケティングオートメーションを用いて、63%の「まだまだ客」を「今すぐ客」に育成する必要があります。

リードナーチャリングについて
リードナーチャリングが注目される理由や、リードナーチャリングを設計する手順について、「5分でわかるリードナーチャリング。どこよりも分かりやすい徹底解説」にてくわしくご紹介しております。あわせてごらんください。

リードナーチャリングを行うと、受注率と売上が上がる

Invesp社の「The Importance Of Lead Nurturing – Statistics and Trends」という調査によると、ナーチャリングされたリードは、そうでないリードにくらべて、受注率が20%増えます。

また同社の調査によると、リードナーチャリングを用いたビジネスは、通常より33%のコスト削減を実現し、かつ売上が50%上がります。

リードナーチャリングを用いたビジネスは、通常より33%のコスト削減を実現し、かつ売上が50%上がる

セグメント配信をしたメルマガは、通常のメルマガよりも開封率が高くなる

メルマガは、リードナーチャリングの手法の1つです。

マーケティングオートメーションを用いたメルマガの特徴は「行動でのセグメント配信」が可能になる点です。「セグメント配信」とは、読者を行動や属性によって分類(セグメンテーション)してお送りするメールの配信方法です。

マーケティングオートメーションは、顧客のWeb上の行動履歴や、メルマガの開封履歴などをトラッキングしています。

マーケティングオートメーションを使えば、顧客1人ひとりの興味関心に合わせて、メルマガを配信できます。自分の興味関心があるテーマでメルマガを受信した顧客は、開封やクリック、購入などの行動を起こしやすい傾向があります。

MailChimp社の「Effects of List Segmentation on Email Marketing Stats(2017)」という調査によると、セグメント配信したメルマガは、通常のメルマガと比べて開封率が1.14倍高くなりました。

メルマガにまつわる調査をまとめました
メルマガについての詳細な調査レポートは「メルマガの徹底調査レポート!網羅的にわかるメルマガの現在」にてまとめおります。あわせてごらんください。

マーケティングオートメーション入門セミナーのご案内

当社では、マーケティングオートメーションをこれから学ぶ方に向けて「活用イメージが持てるマーケティングオートメーション入門セミナー」を毎週開催しています。

「マーケティングオートメーションって結局どんなツールなんだろう」
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※この記事は、2022年2月25日に更新しました。