ウェビナーの調査結果まとめ|平均出席率や出席者の多い曜日をデータでご紹介します

ウェビナーとは、ウェブとセミナーを掛け合わせた言葉で、ウェブを通じたオンラインセミナーを指します。

この記事では、ウェビナーに関するさまざまな調査データをご紹介します。この記事を読めば、ウェビナーの目的や、効果的なウェビナーの開催方法がわかります。ウェビナー担当になったばかりのみなさまのお役に立てば幸いです。

ウェビナーの概要に関する調査レポート

はじめに、ウェビナーを頻繁に開催する業界や、ウェビナーの目的にまつわる調査レポートをまとめました。

ウェビナーは顧客と潜在顧客の育成のためにもっとも多く開催されている

Paul Agabin社の調査によると、ウェビナーを開催するマーケターの85%が、顧客と潜在顧客の育成(リードナーチャリング)を目的としてウェビナーを開催しています。

続くウェビナーの目的は、見込み客の創出(リードジェネレーション)が77%、市場内における強固なポジションの確立が60%です。

ウェビナーに限った話ではありませんが、セミナーには目的別に種類があります。潜在顧客の育成が目的なら「リード獲得型」、見込み客の創出が目的なら「顧客獲得型」のウェビナーを開催しましょう。

セミナーの企画の立て方についてもっと知りたいなら
私たちは、実際に多くのオフラインセミナーやウェビナーを実施しています。その中で培ったセミナーの企画にまつわるノウハウを「セミナー企画がセミナー成功・失敗を分ける!300回自社セミナーを企画・開催してわかったこと」にて詳しくまとめてございます。あわせてごらんください。

ウェビナーをもっとも活用している業界はソフトウェア・テクノロジー業界

LogMeIn社の調査によると、ウェビナーをもっとも活用している業界はソフトウェア・テクノロジー業界です。調査対象であるウェビナー開催企業の29%が、上記の企業に属しています。

同社の調査によると、テクノロジー業界は、マーケティング目的以外にも、顧客のトレーニングや内部コミュニケーションなどにウェビナーを活用しています。

ウェビナーの72%は参加者50人以下

LogMeIn社の調査によると、調査対象になったウェビナー開催企業の72%が、参加者50人以下のウェビナーを開催しています。

その中でも、もっとも多かった規模のウェビナーは、参加者25名以下のウェビナーです。ウェビナーというと、座席の制限がないため大規模なものをイメージしがちですが、多くの企業は小規模〜中規模のウェビナーを開催しているようです。

ウェビナーの67%は「所要時間60分」

LogMeIn社の調査によると、調査対象になったウェビナーの67%が、ウェビナーの所要時間を60分に設定しています。

一般的に、ウェビナーは所要時間が短いほど集客しやすい、と思われがちです。しかし同社は、「長時間のウェビナーの方が、受講者にとって価値があるとみなされる」と指摘しています。

この指摘を踏まえて、同社は、もしも「30分ほどのウェビナーコンテンツしか用意できない」といった場合にも、Q&Aやライブデモの時間を30分ほど設け、「60分のウェビナー」としてスケジューリングすることを推奨しています。

ウェビナー参加者に関する調査レポート

この章では、ウェビナー参加者の行動にまつわる調査レポートをまとめました。ウェビナー参加者がウェビナー前後にどのような行動を取っているか、調査レポートを通して確認しましょう。

ウェビナーの平均出席率は46%

99firm社がまとめた調査によると、全業界のウェビナー平均出席率は46%です。つまり、申込者のうち半分以上は、ウェビナーにお申し込みしたものの、参加してくださらないのです。

特に出席率が高い業界は、製薬業界(63%)と金融サービス業界(61%)です。SaaS(インターネットを通して必要なサービスを提供するソフトウェア販売業界)の平均出席率は46%と、ちょうど平均と同じ数値でした。

私たちは、ウェビナーだけでなく集合型セミナーも開催しています。肌感ですが、集合型セミナーの出席率は8割程度です。ウェビナーは、集合型セミナーにくらべ、参加のハードルが低い分、欠席率も高まってしまうと推測できます。

ウェビナー参加者の36%は、午前8時から午前10時の間にウェビナーに申し込んでいる

LogMeIn社の調査によると、ウェビナー参加者の36%は午前8時から午前10時の間にウェビナーに申し込んでいます。この36%という数字は、他の時間帯とくらべて高い数字です。

同社は、この調査結果はビジネスパーソンがメールをチェックする時間帯と関わっていると指摘します。多くのビジネスパーソンは、午前中にメールボックスを確認します。午前中にウェビナー招待メールを送れば、メール受信者の受信トレイの上部に招待メールが表示されるため、ウェビナー開催を認知していただきやすい、と推測できます。

さらに、同調査によると、午後2時以降はウェビナー申し込みが急減するとしています。メールでウェビナープロモーションを打ち出しているウェビナー担当者は、午前中のメール送信を試してみるのもよいかもしれません。

ウェビナー参加者の59%がウェビナー開催日の1週間前から申し込みを始める

同社の調査によると、ウェビナーは開催1週間前に申込者が急増します。さらに、ウェビナー参加者の17%は、ウェビナー当日に参加を申し込んでいます。

同社は、上記の調査レポートを踏まえ、ウェビナーの1週間前になったらウェビナーのプロモーションを増やすことを提案しています。ただし、1週間前からプロモーションを始めればよいわけではありません。1週間よりも前に申し込む参加者もいるからです。ですが、1週間前に急増する参加者を逃す手はありません。ウェビナー開催の1週間前は、集客に力を入れ直しましょう。

ウェビナーの準備のスケジュールに悩んだらウェビナーの開催には、準備が欠かせません。別記事「ウェビナー準備のスケジュールの組み方と、やるべき8つの項目をご紹介」では、ウェビナー開催前にやるべきことを、時系列で網羅的にご紹介しています。こちらもあわせてごらんください。
ウェビナー前におさえておきたいポイントをチェックリストにまとめました
「これからウェビナーを開催しようと考えている」、もしくは「ウェビナーを開催しているものの、この運営方法でいいのか不安を抱えている」というお客さまのために、当社のウェビナー経験をもとに、ウェビナー開催前に押さえておきたいポイントを29項目のチェックリストにまとめました。こちらから無料ダウンロードいただけます。みなさまの業務にお役立てください。

ウェビナーで成果を上げるための調査レポート

いざウェビナーを始めてみても、集客が思うように進まなかったり、商談に繋がらなかったりと、悩みはつきません。この章では、効果的なウェビナー開催に役立つ調査レポートをまとめました。

ウェビナーの集客はメールがもっとも有効

LogMeIn社の調査によると、調査対象のウェビナーで、もっとも多かった申し込み経路は、メールからの申し込みです。

上図におけるメールとは、セミナー集客だけを目的とした単発のメールを指し、メルマガとは、定期的にお送りするメールを指します。

メールでウェビナーの集客をする際は、集客メールばかりにならないように気をつけましょう。ウェビナーの集客メールは、興味のない受信者にとっては売り込みに当たります。メールが売り込みばかりになると、配信解除(オプトアウト)をされてしまう危険性が高まります。メールマーケティングは「お客さまに役立つ情報をお送りする」ことが前提です。

メールマーケティングを始める前の必携記事メールを使ったマーケティングを「メールマーケティング」と呼びます。メールマーケティングの基礎知識や成功事例は、別記事「メールマーケティングとは?基礎知識から手順、成功事例までを徹底解説」にまとめてございます。あわせてごらんください。

私たちは、ウェビナー集客目的のメールには、ウェビナーの紹介だけでなく、ウェビナーでお話しする内容をメール本文にも記載し、メール単体でも役に立つような集客メールをお送りしています。

メルマガの書き方は「メルマガの書き方の完全ガイド|「件名」から「エンディング」までの5パートを順番にご紹介」に詳しくまとめてございます。

ウェビナーは午前10時か午前11時に開催すると集客しやすい

同社の調査によると、午前6時から午後11時に開催したウェビナーのうち、もっとも参加者が多かったウェビナーは午前10時と午前11時開催のウェビナーです。

一方、私たちが開催するウェビナー「商談に繋がる 自社セミナーの作り方講座」で、受講者のみなさまにアンケートを依頼したところ、上記の調査レポートとは少し異なる結果が出ました。

「その時間帯に参加しづらい理由」も併せて伺ったところ、

  • 「8〜9時台はミーティングがあるため」
  • 「夕方の参加では帰宅が遅くなるため」

といった回答が主でした。

調査レポートと自社アンケートの結果を踏まえると、ウェビナーは「お昼前」もしくは「お昼後」に設定すると集客しやすい、と推測できます。

ウェビナー後、お客さまとの接触方法に悩んでいるならウェビナーは、お客さまと対面でお話することができず、商談につながりにくいとお考えのウェビナー担当者がいるかもしれません。ウェビナー後のフォローの鍵は、アンケートにあります。ウェビナーアンケート作成のコツや実際に私たちが使っているアンケートの文例は別記事「ウェビナー後のフォローの課題は「アンケートの工夫」で解決!アンケートの回収率を上げる方法もご紹介」にてご紹介しています。

ウェビナー開催は月曜日と金曜日を避けよう

Medium社の調査によると、1週間のうちもっとも参加者が多かったウェビナーは、火曜日開催のウェビナーです。水曜日と木曜日に開催したウェビナーの参加者数も、火曜日にくらべると劣るものの、大きな差はないとしています。

同社によれば、週の半ば開催のウェビナーの参加者が多い理由は、ビジネスパーソンが月曜日と金曜日に忙しくなる傾向があるからです。

週の半ば開催のウェビナーを推している調査データは他にも多数見られます。たとえば、Blogging X社は、以下のような調査データを発表しています。

「ウェビナーの曜日」については、私たちが開催するウェビナー「商談に繋がる 自社セミナーの作り方講座」で、受講者のみなさまにアンケートをとったところ、ほぼ同様の結果を得られました。

「その曜日に参加しづらい理由」も併せて伺ったところ、

  • 「月曜はミーティングがあるため」
  • 「月曜は何かと業務が入りやすいため」
  • 「金曜は他の仕事の締め切りが多いため」
  • 「金曜は月曜のミーティングの準備があるため」

といった回答が主でした。

調査レポートと自社アンケートの結果を踏まえると、ウェビナーは「火曜〜木曜」に設定すると集客しやすい、と推測できます。

プレゼンターの質が、ウェビナー受講者の満足度を決める

OutGrow社の調査によると、48%のウェビナー参加者が、ウェビナーに満足できない理由として「登壇者の熟練度が低い」ことをあげています。

ウェビナー登壇者は、誰でも初めは初心者です。ウェビナー登壇者は、ウェビナー開催前に話す速度や身振り手振りが適切か、リハーサルをして確認しましょう。オンラインで多人数を相手に話すコツは、別記事「オンラインのプレゼンは対面のプレゼンとここが違う|資料作成や発表、環境の整え方をご紹介」に詳しくまとめてございます。

商談に繋がるセミナーの作り方や、ウェビナー運営が1から学ベる無料セミナー

マケフリ編集部では、「商談に繋がる 自社セミナーの作り方講座」を無料で定期開催しています。本セミナーは、ウェブで受講できるため、会場に足を運ぶ手間もかかりません。

  • セミナーの種類と目的を学び、自社に合ったセミナーを知る
  • 集客できるセミナーの傾向をデータでご紹介
  • 商談につながる「事後フォロー」の方法

セミナーでは、上記の内容をご紹介しています。セミナーの企画や運営にお悩みの担当者さまは、ぜひご参加ください。

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さいごに

ウェビナーは、開催したばかりは慣れない作業が多くとても大変ですが、2度目以降はかんたんに開催できます。実際にウェビナー運営で気をつけることを確認したいウェビナー担当者は、「当社のウェビナー運営の流れをすべて公開|真似するだけでウェビナーが効率よく、少人数で実施できるまとめ」もあわせてごらんください。

 

※この記事は、2020年6月11日に更新しました。